- 【環境】
- 2023/3/18 20:08 ~ 3/18 21:40 / 兵庫県明石市/気温 7℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.9
- 2023/3/19 20:01 ~ 3/19 21:49 / 兵庫県明石市/気温 12℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.3
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 66コマ(合計198分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 67%に縮小・トリミング有り
今年3月に光害地の自宅で撮影していた、しし座の系外銀河NGC2903。
この銀河は明るさも大きさもメシエ天体並で、位置も撮影しやすいところにある(下図参照)。
特に冬の天の川が沈み、春のおとめ座銀河団付近が好位置に来る間、かに座やしし座のあたりは手ごろな天体が少ないので、毎年ついつい撮影してしまう。
これの前は、約2年前(2021年3月)に同じ自宅からミューロン180Cで撮影していた。
この時は露出不足で淡いところがあぶり出せなかった。F10と暗い光学系なので仕方ないが、それで明るい鏡筒がほしくなり、R200SSの購入につながった。
そして今回、そのNGC2903を初めてR200SS+エクステンダーで狙ってみた。光害地なので外側の腕の端の方は背景に埋もれてしまっているが、中央付近はさすがに明るく、細かなところまで良く写っていると思う。
少し気になるのは、上の画像で左端付近にあるボヤっとした淡い銀河。PixInsightでアノテートを入れてみた。
これはPGC27115らしい。またウプサラ銀河カタログ番号も付いていてUGC5086となっている。ステラナビゲータによると、光度16.78等・視直径0.80′ x 0.78’とのこと。小さくて淡く暗い。低輝度銀河とのこと。
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