- 【環境】2013/5/12 0:04 – /兵庫県神河町大河内高原/気温:7℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.5
- 【光学系】EF100mm F2.8Lマクロ IS USM -> F4.0
- 【カメラ】EOS 60Da
- 【架台・ガイド】スカイメモR/ノータッチ恒星時追尾
- 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO1600, 180sec x 29コマ
- 【処理法】:RStackerでダーク減算・フラット補正、ステライメージ7(加算平均・調整), Photoshop CS6、4×4ソフトビニング、周辺部をトリミング
5月11日の夜(5/12未明)に大河内高原で撮影した「アンタレス付近の星野」の画像処理を行った
これは先日公開した、焦点距離50mmレンズによる「さそり座頭部付近」の中心部を100mmレンズでアップにしたもの。アンタレスの右側の球状星団M4や、星雲の入り組んだ様子が寄り詳しく分かるようになった。
撮影はスカイメモRによるノータッチガイドで、ISO1600、露出時間は3分として、ひたすら多数枚撮影。ガイド不調で星像が流れたり、人工天体や薄雲通過で品質の悪い画像を除いて、残った29コマをコンポジットした。
50mmレンズの画像と同様に、カラフルな星雲を強調するため、強めの画像処理をしている。50mmの方はフラット処理無しだが、こちらは現地でELパネルを用いてフラット撮影し、ダークと共に「RStacker」で処理した(広角~標準領域のフラットは難しいので、今のところ実施していない)。
光学系の再現性が高いカメラレンズでも現地でフラット撮影するのは、ゴミの写り込みがあった場合にそれを除去するためなのだが、私の所有する一眼レフはいずれもゴミが一コマ毎に移動してしまうことが多いようだ。したがって、現地でのフラット撮影はあまり意味が無かったかもしれない。
ELパネルとRStackerで、ダーク・フラット共に問題なく処理できている。最近はRAP2の出番がほぼ無くなってしまった。
なお、カメラのJpeg出力の画像(無加工・縮小のみ)は下のようになる。
大河内高原は南側の光害が強く、結構カブってしまう。
もちろん加古川市内の自宅とは雲泥の差が有るが、それでもLPS-P2を使った方が良いのかも、と迷うことがよくある(が、結局いつも使わないで済ませている)。
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