【機材】ケンコー PRO1D プロソフトンA(W)

・2009年2月購入

星野写真向けとして、タムロンのA16レンズと同時に購入した。フィルター径はA16に合わせて67mmとした。

星野写真で星座を分かりやすくするためには、ソフト系のフィルターを用いて輝星をにじませて星像を大きくすれば良いということは知っていたが、銀塩時代にはあまり必要性を感じず、結局購入しなかった。

しかしデジカメで撮るようになってからは、やはり星座が分かりにくくなるのが気になりだしたので、とりあえずPRO1D プロソフトンAを買ってみた。これはプロソフトンの「効果弱」とのこと。このフィルターのソフト効果は、絞りには関係なく、焦点距離が長いほど効果が大きいそうだ。

試写は、先日の兵庫県多可町への遠征時に行った。
以下の写真は、EOS KissX2、タムロンA16(17-50mm F2.8)、ISO800、F3.5、120秒露出、スカイメモRによるノータッチガイドである。

北斗七星と北極星(プロソフトンAあり)
北斗七星と北極星

これ(↑)は焦点距離17mmでの北斗七星と北極星(ちょっと薄雲がかかっている)。
にじみの度合いは個人の好みであるので良し悪しは言えないが、私としてはこのぐらいが丁度良い。

北斗七星と北極星(プロソフトンAなし)
北斗七星と北極星(プロソフトンAなし)

これ(↑)はソフトフィルター無しの北斗七星(上の写真とはちょっと構図が違う)。これでは北斗七星と北極星が分かりにくい。


しし座とルーリン彗星
しし座とルーリン彗星

これ(↑)は焦点距離17mmによるしし座。ルーリン彗星がしし座の下の方に写っている。

しし座尾部とルーリン彗星
しし座尾部とルーリン彗星

これは焦点距離35mmでのしし座尾部とルーリン彗星。一番明るく大きく写っているのはしし座にいる土星。焦点距離が17mmより長いのでソフト効果はやや大きいが、うるさく感じるほどではない。デネボラと土星の色の違いも良く出ている。


このように、ソフトフィルターを使用することにより、等級によって星像の大きさに差が出て、肉眼で見たときの印象に近い写真が撮れるようになった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました