M46を光害地で見ると

3連休明けの昨夜は快晴となったが、平日で遠征も出来ないので、自宅で久しぶりにポルタ経緯台を出してED100Sfを載せ、観望を行った。最近は赤道儀を使うことが多かったので、経緯台での眼視は久しぶりである。アイピースはいつも通りハイペリオン・ズームで、LPS-P2を併用した。

まず、先日自宅で撮影を行ったM46・M47を見る事にした。M46は、私が昨年夏から記録しているM天体観望リストで(眼視では)未観測となっているものである。M46とM47は並んで見えるはずなので、なぜ昨冬に見えなかったのか不思議であった。

とりあえず望遠鏡を向けると、やはりM47はすぐに見えたがM46は見えない。どうやらM46は光害で明るい背景に埋もれてしまっているみたいである。アイピースをズーミングして倍率を上げ、背景を暗くしてみると、M46の細かな星の集まりが何となく分かるようになった。M46全体では6等級程度だそうだが、その個々の星は非常に暗いので、光害に弱いのだろう。次にアイピースを2インチのEWO30mmに変えて低倍率で見たが、背景が明るくなりすぎて見えにくくなってしまった。

M46・光害地での眼視イメージ
M46・光害地での眼視イメージ

この画像(↑)は、このとき見た印象に近くなるように加工したものである。光害地でも写真に撮って色々画像処理すると、それなりにきれいな二重星団として浮かび上がるが、眼視ではかなり貧弱な状態になってしまう。h-χは明るい星が多く高度も高いので光害地でも結構楽しめるが、M46&M47はある程度の空の暗さが必要であると思った。

しかし、一応はM46を見たことになり、M天体観測個数は91個となった。

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