光害地での撮影・観測など

遠出・遠征

メシエ天体観測状況

昨年の夏(2007年)に屈折望遠鏡ED100Sfを購入して、久しぶりに星見を復活させたのだが、しばらく経緯台での眼視を中心に行うことにした(10年ぐらい前まではポータブル赤道儀での写真撮影を主体に行っていた)。そこで、とても基本的ではあるが、「M天体を全部見る」というのを当面の目標とした。 もちろん、学生時代の天文研究会の活動などでかなりの数を既に見ているはずだが、とりあえずそれらの履歴を一旦リセットして、一からカウントし直すことにした。その際、条件ととして「自力で導入したも...
惑星

天王星と海王星の移動

今日は昼過ぎから快晴となった。遠征に行く新月近くの週末はなかなか快晴に恵まれないのに、平日は無駄に晴れることが多いような気がして悔しい(しかし実際、週末日より平日のほうが日数が多いので当然なのだが)。金曜なら出かけるところであるが、週の半ばはさすがに無理なので家で海王星と天王星でも見ることにした。 前回見たのは9月9日であるが、両惑星ともそれから結構移動している。固定で撮影して前回の写真と比べると、その移動の様子がよく分かった。なお、今日の海王星はあまり青くなくて白っぽく見え...
系外銀河

M74が自宅からはどうしても見えない

今夜(日付が変わったので昨夜)は、雨上がりのせいか、雲は多いものの久しぶりに澄んだ空となった。そこで、私がまだ未観測のM74(うお座の銀河/9.2等)とM77(くじら座の銀河/8.8等)をベランダから見てみることにした。この2つはこれまでも何度か自宅から見ようとしたのだが、まだ見ることが出来ていない。  いつものようにポルタにED100Sfを載せ、正立プリズム&ハイペリオンズームを装着した。正立プリズムにはLPS-P2フィルタ(光害カットフィルタ)を付けている。まず、おひつじ...
星景

薄明中の撮影

昇る冬の大三角とオリオン座(薄明) 2008-09-06 04:44 / 兵庫県加古川市Canon EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS18mm F4.0 / 15sec. 45枚合成(比較明)ISO400固定撮影ステライメージによる処理 私は薄明中に撮影した夜明け(または夕暮れ)の雰囲気のある写真が結構好きで、ヘール・ボップ彗星の写真も、夜明けの赤みがかった空を昇っていくところを写したものが一番気に入っていた。 夜明けの空に昇るヘール...
星景

動画作成の試行(冬の大三角)

昇る冬の大三角とオリオン座 天体写真をデジカメで撮ることによって一般的になった手法として、先日試してみた「比較(明)」合成があるが、「動画」についても同様だと思う。連続で撮影した画像をパソコンでパラパラ漫画のようにつなぎ合わせると、星が動く動画になる。今回は、冬の大三角の光跡を撮るのに使った画像を流用して動画を作成してみた。そのため画像が縦長であり、動画としては少々見づらくなってしまった。やはり動画は横長で見るのに慣れているからであろう。 とりあえず作ってみて思ったのは、静止...
惑星

天王星と海王星

休日が終わり、平日に入ったとたんに安定した晴れの日が続き、もどかしい気分である。 夕方、接近中らしい水星と金星を見ようとして会社の窓から西空を見たが、周囲の建物に阻まれて見ることが出来なかった。 平日には遠征にも行けないので、とりあえず帰宅してから望遠鏡(ED100Sf)を出し、A(2)さん、A(3)さんと共に海王星と天王星を観望した(アイピースは6mm、天頂ミラー使用)。肉眼では2等星ぐらいまでしか見えないので、双眼鏡とファインダーを使って星をたどりながら導入した。 海王星...
星景

昇る冬の大三角とオリオン座(比較明)

9月に入っても蒸し暑い日が続くが、明け方にはもう既に冬の大三角が昇ってきている。その光跡をベランダから固定で撮影した。 昇る冬の大三角とオリオン座(比較明) 2008-09-06 04:04 - / 加古川市Canon EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS18mm F4.0 / 20sec. 54枚合成(比較明)ISO800固定撮影ステライメージによる処理 自宅は兵庫県南部の光害地にあり、普段は2等星ぐらいまでしか見えない(それでも、大...
星景

さよなら木星

自宅からの木星と南斗六星 2008-09-01 21:31 / 加古川市Canon EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS18mm F11 / 30sec.ISO1600固定撮影 私の自宅マンションのベランダは南東向きであるので、観望できる範囲は東から南に限られ、南中後の天体は見えなくなる(南東に昇ってきた天体を観望することになるので、「季節を先取り」することになる)。 したがって、木星は一般にはまだまだ観望好機が続くが、我が家ではそろそ...
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