M27(こぎつね座の亜鈴状星雲)

M27(こぎつね座の惑星状星雲)
M27 あれい星雲(こぎつね座の惑星状星雲・光度7.6等、視直径7’)
  • 【環境】2010/7/18 2:37- /兵庫県神河町砥峰高原/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=21.2
  • 【光学系】William Optics FLT 98 Triplet APO(D=98mm f=618mm)
  • 【カメラ】EOS Kiss X2(無改造)
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/miniBORG60EDガイド鏡/ガイドカメラ NexImage/USB-IO
  • 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>-<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO800, 300sec. x 5
  • 【処理法】:ステライメージ6,Photoshop Elements8による処理、ピクセル等倍、トリミング有り

7月17日の夜に砥峰高原で撮影したM27を処理した。

夏場はデジカメのノイズが多いため、5分の短時間露出で多数枚のコンポジットを予定していた(少なくとも10枚以上)。しかし5枚撮影したところで天候が悪化し、そのまま薄明の時間になってしまった。

さて、これは私の考えだが、M27の画像は「透明感」がポイントだと思う。宇宙空間にカラフルな半透明のシャボン玉がふんわり浮かんでいて、星が透けて見えるようなイメージである。実はFLT98によるM27の撮影は昨年も行っているのたが、そのときは自宅での撮影で、光害とノイズから星雲を浮かび上がらせるため、かなり強めの処理をしており、塗り絵のような画像になってしまった。

そこで今回はなるべく透明感が出るように、星雲の処理にしては低めのコントラストにしてみたので、前回よりかなりマシになったと思う。

またピクセル等倍では星像の甘さが目立つが、星雲の細部が分かりやすいため縮小はしていない。その代わりシャープ処理などで星像を絞ってみた(相変わらず、ピクセル等倍に耐えるピント合わせが毎回確実に決まらない・・・)。

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