金環日食の機材検討(2)

(注)太陽“眼視用”の減光フィルターを装着していない望遠鏡や双眼鏡で太陽を見ることは、失明の危険があるので絶対に控えて下さい。また、NDフィルター等の“撮影用”フィルターでは、眼視には十分な減光となりません。撮影時は光学ファインダーを覗かず、ライブビューを用いて下さい。

先日、来年の金環日食用の機材としてミニボーグ60EDの検討・試写を行ったが、今回はサブ機材として、カメラレンズとカメラ三脚のみでどの程度写せるか検討してみた。

カメラはKissX2かKissX4として、レンズはこの↑「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS」を、250mm F5.6で使う。減光は60EDと同じくバーダープラネタリウム社のアストロソーラーフィルムを切って、段ボールの枠でレンズフードに付けた。

撮影は手持ちでも出来ないことはないが、三脚に付けて安定させ、ライブビューでピントを合わせた。万が一のことを考え、光学ファインダーの使用は極力避けたい。また、このレンズは安価なキットレンズなので、MFでのピント合わせはとてもやりにくい。結局AFで合わせることにした。

露出はスポット測光で、絞り開放・オートとしたが、太陽が小さいためか露出オーバーになってしまう。撮影結果(ヒストグラム)を背面液晶で確認しながらマニュアルで撮影して、RAWで記録しておくのが良さそうだ。

下の画像は、F5.6, ISO400, 1/1500sec.で撮影したもの。

太陽

トリミング無しで縮小したものがこれ↑。太陽像はかなり小さく、黒点もかなり大きなものしか分からないと思うが、金環食の様子は分かるだろう。

太陽

ピクセル等倍での切りだしはこちら↑。そのままではぼけた感じになるので、アンシャープマスクも使用してしている。

まだ日食までは時間があるので、引き続き試行錯誤していきたい。

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