- 【環境】2019/5/4 1:16 – 3:08/兵庫県明石市/気温 16℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/サイトロンQuad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、DeppSkyStacker、FlatAide Pro、Photoshop CC
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・180sec x34コマ/APTとPHD2連携によるディザリング
- 【処理法】:ピクセル等倍相当で、中心部を切り出し。
「ピクセル等倍相当」というのは、DeepSkyStackerで一旦2x Drizzle処理を行って解像度を2倍にして、ノイズ低減や強調・シャープなどの各種処理を行い、その後にステライメージで2×2ソフトビニングを行って元の解像度に戻したため。本来は単なるピクセル等倍切り出しと比較してその効果を確認すべきだが、それは手間なので行っていない。
有名な「創造の柱」も詳細が結構分かる程度まで写っており、陰影による立体感も出ている(更にもう少し立体的な感じにしたかったが)。
スターシャープ処理をしているが星像が膨らんだ感じは残ってしまい、色彩の乏しさも残念。しかし光害地の自宅で10cmクラスの短焦点屈折鏡でこの程度撮れるようになってきたのはありがたい。冷却COMSカメラの低価格化、高性能なワンショットナローバンド対光害フィルタ、撮影・オートガイドソフト・画像処理ソフトの高性能化、など、ここ数年で天体写真機材環境が大きく進歩している。少し天体写真から離れていただけで、何がどうなっているのかさっぱり分からず、追いつくのが大変。
しかもフィルム時代に比べて撮影と画像処理の時間は大幅に増えた。
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