- 【環境】2023/2/4 21:17 – 22:43/兵庫県明石市/気温 6℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.2(月齢14の月明あり)
- 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】AZ-GTi赤道儀モード/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/120sec x 44コマ(88分)
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, 彗星核基準で加算平均(星消去)
- 後処理(ノンリニア):PixInsight・ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトウェアビニング・トリミング有り・星は21:17時点の位置で合成
2023年2月4日の夜に光害地の自宅から撮影したZTF彗星(C/2022 E3)。ZTF彗星はぎょしゃ座に入りカペラに接近しつつある。現在、日没後から北の空高くに見える。
これまでのまとめはこちら。
昨夜は月齢14という満月直前の月が空高く輝いていたせいか、その前日(2月3日)にはなんとか写っていたイオンの尾がついに全く写らなくなった。ダストの尾も彗星近傍に淡く広がっているだけで、アンチテイルも確認できず、ずいぶん寂しい眺めとなった。
それでも画像処理の手間は変わらないわけで、これだけ貧弱になってしまうと、正直言ってもう面倒臭くなってきた。
しかし、光害地で満月になった場合の5等級彗星の写り具合を確認できるという意味では、これも一つの観測結果。せっかくここまで続けて写してきたのだからもう少し追っていこうと思う。2月中旬~下旬に日没後の空から月が居なくなる期間に期待したい。
それから、7cm10倍の双眼鏡で見たところ、相変わらず大型の球状星団のような丸い光芒だけが見えた。ダストの尾の広がりは分からなかった。
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