- 【環境】2024/12/20 22:01 ~ 23:52(UTC +11:00) / オーストラリア サイディング・スプリング/気温 不明/光害レベル:不明
- 【光学系】RA501: Dall-Kirkham Astrograph D=510mm, f=2259mm (F4.4)
- 【カメラ】FLI PL-09000
- 【架台・ガイド】Planewave Ascension 200HR赤道儀:恒星時追尾・オートガイド無し
- 【ソフトウェア】MaxIm DL Version 6.30
- 【撮影法】
- センサー温度 -25℃
- R:180sec. x 10コマ、 G:180sec. x 10コマ、B:180sec. x 10コマ、
- 【処理法】
- 前処理(リニア):
- 画像キャリブレーション(ダーク・フラット補正)は撮影サービス側で実施。
- PixInsight: DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator, RGB合成
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- ピクセル等倍、トリミングあり
リコーのリモート天体撮影サービスで撮影した、ちょうこくしつ座の銀河NGC253。
これまでリコー・リモートでは日本から撮影出来ない南天の天体ばかり撮影してきたが、今回のNGC253は赤緯がマイナス25°付近なので日本からでも撮影出来る。そのためオーストラリアから撮影をする必要は無いのだが、それでも一度大きな望遠鏡で撮影してみたかった。過去には約10年前の2014年秋に神河町で撮影したことがあるが、この時は口径98mmの小口径だった。
この辺りだと南中高度は30°ぐらいにしかならず、神河町でも南の神戸・姫路の光害に埋もれるし、撮影できる時間も短い。それでも光度7.1等、視直径25’ととても明るくて大きいため、それなりに良く写ってくれていた。それならオーストラリアの51cmで撮影したらどうなるだろうと思い今回の撮影となったが、やはりかなりの迫力で写ってくれた。
撮影のフィルターはR,G,Bの3種類で、Lは撮影せず、単純なRGB合成とした。露出は各30分で計90分だけだが、赤い散光星雲や暗黒帯の構造なども良く分かる。できれば4~5時間ぐらい露出したかったが、51cm望遠鏡の時間単価は高く、予算が足りなかった。リコー・リモートはWEBから手軽に申し込みができて、撮影不可時は返金されるなど便利で使いやすいが、それだけに調子に乗って次々と撮影しているとすぐに数万円単位で使ってしまうので注意が必要だ。
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