- 【環境】2019/11/4 3:29 – 4:48/兵庫県明石市/気温 12℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/Quad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.7/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン399・180sec x 23コマ/PHD2によるオートガイド・APT連携ディザリング
- 【処理法】
- ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
- FlatAide Proによる追加フラット補正(シェーディング補正)
- DeepSkyStackerによる加算平均
- Photoshop CC、ステライメージ8による調整(星消しにStarNet++併用)
- 3×3ソフトビニング、トリミングなし
2019/11/3の夜に光害地の自宅からQuad BPフィルターと冷却CMOSで撮影した、カシオペア座の散光星雲IC1848。
これはソウル星雲、または胎児星雲と呼ばれている。胎児星雲という呼び方はその形から理解できるが、ソウル星雲の方は隣りにあるハート星雲(IC1805)と対にして「ハート&ソウル」になるようにつけられたものだそうで、形は関係なさそう(「ハート形」はあるが「ソウル形」は無いかと思う)。
撮影時のカメラのゲインが「399」になっているが、これは「300」にしたつもりが、APTへのゲイン設定ミスで399になってしまったもの。暗い中でノートPCの小さいキーボード操作で設定したので、0と9を間違えたのだと思う。ファイル名にゲイン値が入るように設定していたので、処理前に気づくことができた。
あわててゲイン399で0℃のダークを取得し直して処理した。冷却カメラは後からいつでも撮影時温度でダーク取得できるのが利点の一つだと思う。ゲインの上げ過ぎで元画像はやや荒れ気味だが、コンポジットとノイズ低減処理でそこそこ見られる画像になった。
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