勾玉星雲(IC405)とIC410

20181007_IC410-IC405-magatama
IC405 勾玉星雲 視直径30’、IC410 視直径40′ (ぎょしゃ座の散光星雲)
  • 【環境】2018/10/8 2:20 – 3:27/兵庫県加東市/気温 20℃/光害レベル:SQM-L測定値=20.8
  • 【光学系】ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG【7885】(f=298mm F5)
  • 【カメラ】EOS 60Da
  • 【架台・ガイド】JILVA-170/ノータッチ恒星時追尾
  • 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO3200・120sec x32コマ
  • 【処理法】RStackerによるダーク減算・フラット補正、Lightroom CCによる現像、 位置合わせ・加算平均 をステライメージ8、Photoshop CCで調整 3×3ソフトビニング、周辺部をトリミング。

JILVA-170によるノータッチガイドは、最初の2コマのみ何処かのガタのためか流れてしまったが、それから32コマ連続して許容範囲となった。出来れば50コマ以上撮りたかったが、途中で雲が出てきたため32コマで終了となった。少し青っぽい仕上げは単に自分の好みによるもの。

私のEOS60Daは画面の4辺に食パンの耳のように熱カブリが出て、ダーク減算でもあまり上手く補正しきれない。それが強い処理では目立つので、周辺部をトリミングしている。 構図としては、もう少し左(東)に振った方がIC417まで収まって良かったはず。またIC405(勾玉星雲)とIC410の間にある3つの五等星が、上(北)から白、青、黄と色違いで並んでいてこれがアクセントになっている。そのため、輝星の色がなるべく出るように注意したが、飽和するとすぐ色が消えてしまって結構難しい。最後は彩度調整を輝星だけに適用するなどして無理矢理色を出した。

撮影地の加東市はそもそも弱~中程度の光害地である。SQM-Lで20台後半で、砥峰高原の21台半ばに及ばない。星雲を本格的に撮影できる場所ではないのだが、最近は山や高原まで行く体力・気力がなく、このあたりで妥協することが多い(とはいえ、自宅近辺の18台に比べるとかなりマシ)。下はJPEG出力の無加工の画像(縮小のみ)。星雲はうっすら確認出来る程度で、強めの画像処理をする必要がある。

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