昨日は近畿地方が早めの梅雨明けということで、日中は久しぶりに青空が広がった。
天気予報も好転してきていたので、夜は快晴が期待出来そう、ということで砥峰高原へ行くことにした。
メンバーは私、りんしゃんさん、A(2)さんの3人。
22時過ぎに現地に到着したが、薄い雲が多く、写真撮影は難しそうな状況であった。
(星は結構見えているので、天気予報的には「晴れ」だと思う)。
とりあえず固定撮影をしつつ、のんびりと直焦機材を組み立て、様子を見ることにした。
機材を組み立てている間は、薄雲がかなり広範囲に広がっていた。
0時ぐらいから雲が切れてきたので、まずは撮影機会が少ない「いて座」付近を撮影することにした。夏場なので露出は5分と短めにして、多数枚コンポジットを行う方針にした。
機材はいつも通り(下記)。
- 赤道儀:ケンコースカイエクスプローラー2
- 撮影鏡:ウィリアムオプティクス FLT98CF(D=98mm, f=618mm)+(ケンコーAC2クローズアップレンズによる簡易レデューサー)
- カメラ:EOS Kiss X2
- ガイド鏡:ミニボーグ60ED + 1.5倍バローレンズ + NexImage
- オートガイドシステム:iAG 0.6.1RC2, USB-IOリレーBOX, EC1400-41R
- 電源:SG-3000DX
最初は簡易レデューサーを付けてM8を狙ったが、低空はまだ薄雲の影響があり、ひどくかぶってしまった。
これは5分1コマだけの簡易処理版(5分の1に縮小、トリミング無し)。
やはり星雲の写りは良くない。少なくとも8枚ぐらいはコンポジットしたかったが、今回はあきらめた。
次はM8より高度がやや高めのM17である(簡易レデューサー有り)。これも5分1コマだけの画像(5分の1に縮小、トリミング無し)だが、これは8枚以上撮影出来たので、今後改めて処理をしてみたい。ただし、無改造機での撮影なので、星雲の淡い部分がどこまで出るか・・・。
最後はレデューサー無しのM27だが、これは4コマほど撮影したところで雲が湧いてきて撮影中断。そのまま薄明開始となってしまった(この画像は、5分1コマのみ、2分の1の縮小、トリミング有り)。
惑星状星雲で比較的はっきり写っているので、枚数は少ないが、これも後でコンポジットする予定。
なお、SQM-L測定値は、天頂で
- 0時25分 : 20.9
- 1時25分 : 21.1
- 2時35分 : 21.2
と、この場所にしては悪い値となった(0時過ぎで21を割り込んでいる)。
今回は晴れている時間が短く、あまり撮影出来なかったが、久しぶりにまともに星や天の川を見る事が出来たし、明るく痕のある流星も結構多く見る事ができた。
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