2010/9/11 砥峰高原

昨夜の天気予報は、数日前にはあまり良くなかったため、遠征は見送りにするつもりだった。しかし前日ぐらいからやや良い方向に修正されたので、とりあえず砥峰高原に出かける事にした。メンバーはりんしゃんさん、私とA(2)さん。

22時頃現地に着いたが、雲が多め。気温も21℃と前回を上回っていた。
早速機材を組み立て始めたが、徐々に雲が増えてきて、更に稲光も頻繁に発生し始めた(「幕電」と言うらしい)。いやな予感がしながら待機していると、案の定小雨が降り始めた。慌てて鏡筒とカメラ、パソコン等を車へ放り込み、赤道儀にシートを掛けた。

しばらくすると再び晴れ間が見え始めたが、薄雲が次々流れてきてなかなかすっきりと晴れない状態。しかも稲光も相変わらず続いている。さらに風も強くなってきた。しかし、何も成果無しではもったいないので、とりあえずカメラレンズで撮影することにした。

薄雲の中の木星
薄雲の中の木星
  • 薄雲の中でも木星は明るく目立って輝いていた。
  • Kiss X2 / タムロンA16 17mm F2.8開放
  • 固定撮影 ISO800 / 30sec.

沈みゆく夏の大三角
沈みゆく夏の大三角
  • Kiss X2 / タムロンA16 17mm F2.8開放
  • ガイド撮影 IS0800 / 180sec x 4枚
  • 若干トリミングした。

モヤモヤとした薄雲があって、すっきり晴れない。


カシオペア座からペルセウス座付近の星野
カシオペア座からペルセウス座付近の星野
  • Kiss X2 / タムロンA16 17mm F2.8開放
  • ガイド撮影 IS0800
  • プロソフトンA使用 180sec. 4枚
  • プロソフトン無し  180sec. 6枚
  • 若干トリミングした。

薄雲が次々通過して、背景がムラになっている。

タムロンA16(17-50mm F2.8)を使うときには、いつもは絞りをF3.5にするのだが、今回は短時間で写すために開放(F2.8)にした。そのため画像処理では修正しきれない周辺減光と、四隅の星像悪化が見受けられる。といっても、おおむね許容範囲であり、開放でもそこそこ使えるレンズだと思う。

さて、カメラレンズで星野を撮影していると、風がやや収まってきたので、鏡筒を再度赤道儀に載せて直焦点撮影を行うことにした。稲光の影響の少ない天頂付近のM33を狙ったが、ピントの調整など色々しているうちに時間切れで薄明となってしまった。

色々と慌ただしい夜であったが、あまり成果が得られなかった。

なお、SQM-Lでの光害測定は、雲が薄くなった1時台から行った。数値は概ね21.2前後。また気温は明け方まで20℃程度であった。

SQM-L測定値(2010/9/11-12・砥峰高原)
SQM-L測定値(2010/9/11-12・砥峰高原)

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