2011/11/26 砥峰高原

昨夜は、GPVの予想によると23時頃から薄雲が南から上がってきそうということだったので、りんしゃんさんと共に早めに砥峰高原へ向かった。

薄明終了前に現地に着いたが、そのときはまだ透明度の良い快晴だったので、急いで機材を組み立て、交流館の照明がまだ点いているにもかかわらず撮影を始めた。

周囲がまだ明るく、車の往来も多かったので、手始めにまず明るい散開星団であるh・χを撮ることにしたが、ここでパソコンのトラブルが発生した。ガイド用のUSBカメラ(NexImage)の動作が不安定で、その設定を触っているうちに今度はEOS Utilityがフリーズ。パソコンを再起動したが、EOS Utilityが動作異常で立ち上がらなくなってしまった。

実は以前にも同様のトラブルがあり、そのときはシステムの復元で何とか回復したので、今回も同様にしてみたが、それでも回復しなかった。そこで次に、りんしゃんさんのアドバイスを受け、USBカメラをUSBハブの別の差し込み口に差し変えてみると、動作するようになった。

現在は、パソコンのUSBポート1個所にUSBハブを付け、それにUSBカメラ、EOS(Kiss X2)、USB-IOの3つの機器を付けているが、どうもそれが良くないようだ。次回からEOSだけを別のポートに付けてみようと思う。特にEOS Utilityは動作中に異常終了すると、その後再インストールしても異常が治らず、システムの復元をせざるを得なくなるようなので、注意が必要だ。

このようにバタバタしているうちに時間をロスし、正常に撮影できるようになったころ(22時過ぎ)には薄雲が広がってきてしまった。目で見ると晴れているように見えるのだが、写真を撮るとぼやけた画像になってしまう。

もうこれは、即時に撤収して良い感じ。

それから、スカイメモ+カメラレンズ(100mm)のほうでもh・χ付近を撮影しており、そちらに期待していたのだが、チェックしてみると、数枚撮ったところで、バランスウェイトが三脚雲台のハンドルに引っかかって停止していた。

ノーマルKiss X2でも、10~20枚ぐらいコンポジットすれば、星雲を出せるかと思ったが、数枚では無理そうだ。それにダークを撮るのも忘れた。

以上のように今回はトラブルばかりで、バタバタした割には成果が得られなかった。

しかし、良いこともあった。近くに大型のドブソニアン(38cm)を持ってこられた方がおられて、様々な星雲・星団を見せて頂けた。普段私が使っている小口径では見られない、迫力あるM31とか、惑星状星雲などを見ると、やはり眼視の方にも魅力を感じる。

現在私は写真主体に活動しているが、天体写真だけがしたいという訳では無く、数年前はポルタと10cm、12cm屈折で、眼視での星雲星団巡りをしていた。そこからのステップアップとして20cm超のドブソニアンも考えていたが、写真も好きということで、直焦点撮影機材を揃える方にいってしまった。今回のようにパソコンのトラブルで、星が出ているのに星を見ず、パソコン画面と格闘せざるを得ないような事があると、やはり大口径で眼視をするのも良いかと思う。。

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