iAGによるLodestar Autoguiderのコントロール

先日の砥峰高原遠征にて、やっと「Lodestar Autoguider」を本撮影で初稼働させることが出来た。

iAGによるLodestarのコントロールは、 こちらのiAG本体「0.9.0 beta4-2」と、プラグイン「CaptureDevice Control Plugin for StarlightXpress 0.3.3 beta」を組み合わせることで一応出来るようになった(プラグインのインストールについてはこちら)。

“一応”というのは、まだ完全にすっきりしない部分が残っているためである。

一つめは解像度の問題で、Lodestarの撮像素子は752×580ピクセルの解像度だが、画像キャプチャ時はインターレースの偶数ラインしか取得しておらず、縦の解像度が半分の290ピクセルになっている(iAGのプラグイン内部処理で補間して590ピクセルにしているとのこと)。これはプラグインの開発に用いている開発元提供のSDKがそういう仕様のためだそうだ。元々撮像素子の画素サイズが8.4μmと大きめという事もあって、これで精度が確保できるのかどうか心配になる。

二つめはキャリブレーションにコツが必要なところである。
iAGでNexImageや他のWEBカメラを用いる場合、キャリブレーション時の移動秒数を15秒のように長めに設定していても、ガイド円がガイド星の動きに追従していてくれたが、iAG+Lodestarでは移動してくれない。

そのため、東西南北それぞれの移動において、ガイド星がガイド円から外れてはいけない。そのためには、ガイド円の直径を大きめに設定し、キャリブレーション移動時間を短めにする必要がある。しかしそれらはガイド星認識やキャリブレーションの精度を悪くする方向へ働くため、そのバランスが難しい。私はガイド円直径を60~80ピクセル程度にして、移動時間を5秒にした。

PHD Guidingのキャリブレーションでは、1コマの露出毎にガイド星の位置を認識し直して、ガイド星の枠を移動させ、複数回の移動によって精度を確保しているが、iAGはそのようなロジックになっていないとのこと。

三つめは、適切な画像レベルの設定について、手動で詰めていかなければならない点である。これはカメラドライバの設定画面で、上限値・下限値やガンマ値をつかって調整していく。これについては、ちゃんと調整すればPHDと同程度ぐらいまではもっていける。

さて、上記のような点に注意しつつキャリブレーションを完了し、実際にガイドしてみた。ガイド鏡はD=63mm、f=540mmである。

iAG

数十分ガイドさせてみて、精度としては概ね±1ピクセル程度に収まっており、制御は上手く動作しているようだ。

下は実際に撮影した画像のピクセル等倍切り出しだが、まずまずの結果だと思う。

  • KissX2(改) 
  • FLT98CF(D=98mm, f=613mm)
  • レデューサーフラットナー4使用で、f=500mm程度

このように、とりあえずはiAGでもLodestarを使って行けそうだ。

なお、Lodestarのリレー部の利用によりUSB-IOのリレーBOXが不要となるが、これを外してしまうとiAGによるシャッター制御が出来なくなるので、今回はEOS Utilityでシャッター制御を行った。

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