2013/5/11 大河内高原

当初、この土日は雨の予報ですっかりあきらめていたが、直前になってどうやら前倒しで回復傾向にあるらしいことが分かり、りんしゃんさんと共に再び大河内高原へ向かった。

(なお、通過点である砥峰高原の三叉路横の駐車場は、現在工事中で入れない様子だった。)

私は21時過ぎに到着したが、そのころはまだ雲が若干残っていた。しかし機材を準備しているうちに概ね快晴となり、そのまま3時20分頃の薄明開始まで撮影をすることが出来た。

機材は、EOS 60DaにEF100mmマクロを付けてスカイメモRに載せたものと、EOS Kiss X2(改)にFLT98CF(D=98mm,f=618mm)とレデューサー4を付けてSE2赤道儀に載せてオートガイドしたものの2台とした。

今回の画像はとりあえずカメラのJPEG出力1コマだけを縮小して若干の調整をしたもので、ダーク、フラット、コンポジット等のちゃんとした処理は後日ゆっくり行いたい。

さそり座アンタレス付近
  • EOS 60Da
  • EF100mm F2.8Lマクロ IS USM -> F4.0
  • ISO1600, 180sec.
  • スカイメモR
  • JPEG1コマのみを縮小・調整

JPEG3分1コマだけでも、星雲の色がうっすら見える。後日、RAWから処理したい。


いて座M8~M22付近
  • EOS 60Da
  • EF100mm F2.8Lマクロ IS USM -> F4.0
  • ISO1600, 180sec.
  • スカイメモR
  • JPEG1コマのみを縮小・調整

M8とM20はさすがに明るく、3分1コマだけで立派に写ってくれる。このサイズだとM22は明るめの恒星のように見える。


へびつかい座・球状星団M12
  • EOS kiss X2(IDAS改)
  • FLT98CF + フラットナーレデューサー4
  • ISO800, 300sec.
  • JPEG1コマのみを縮小・トリミング・調整

この季節、夏の天の川が見え始めるとどうしてもそちらを撮影してしまうので、この付近の球状星団を撮影する機会があまり無い。しかし、機会を見て少しずつ撮影しておきたい。


ヘルクレス座・球状星団M13 & 系外銀河NGC6207
  • EOS kiss X2(IDAS改)
  • FLT98CF + フラットナーレデューサー4
  • ISO800, 300sec.
  • JPEG1コマのみを縮小・トリミング・調整

中心部が飽和してしまった。


へびつかい座S字状暗黒星雲
  • EOS kiss X2(IDAS改)
  • FLT98CF + フラットナーレデューサー4
  • ISO800, 300sec.
  • JPEG1コマのみを縮小・調整

大河内高原(砥峰・峰山・太田池)の南天は光害が強いため、5分露出にとどめている。


いて座 NGC6589,NGC6590付近
  • EOS kiss X2(IDAS改)
  • FLT98CF + フラットナーレデューサー4
  • ISO800, 300sec.
  • JPEG1コマのみを縮小・調整

いわゆる「バンビの首飾り」付近。これはさすがにJPEG・5分1コマだけでは苦しいので、後日、RAWからのダーク・フラット・コンポジットで何とかしたい。


この季節に快晴になるといつもそうだが、薄明前の光害が少ない時間帯、さそり座からカシオペア座まで、天の川が大きく頭上を横切る様子を見る事が出来た。しかし、その雄大な眺めを記録する手段(魚眼)を持ち合わせていないのが残念だ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました