2013/8/12 ペルセウス座流星群

昨夜はペルセウス座流星群の極大日ということで、大河内高原に出撃した。

今回は流星観望が目的なので、いつもの直焦点撮影機材は無し。ポタ赤とカメラ2台のみとした。

現地には22時頃着いたが、10日と違って最初から完全に快晴。

気温は22℃ぐらいあったが風がやや強く、下界の猛暑は一体何なのかという程体感温度が低く、寒くなったので、車に積みっぱなしにしていた冬用のコートを羽織って観望した。

流星の方は、0時前後には明るくて長めの流星が良く流れて良い感じ。明け方にはもっと増えるかと思ったが、そうでもなく、むしろ減る感じで薄明を迎えた。

撮影については、

  • 【機材1】EOS 60Da、タムロンA16 17mm f2.8開放、ISO1600, 60sec.
  • 【機材2】EOS Kiss X2、EF-S 18-55mm -> 18mm F3.5開放、ISO800,60sec.

の2台をスカイメモRに載せ、ひたすら連続撮影した。

【機材1】の画像(夏の大三角付近) 23:20 – 2:29

画像処理については、
(A)流星の写っているコマを9コマ比較明合成
(B)流星無しのコマを50コマ加算平均合成
(A)のレベルを若干下げたものと(B)を比較明合成

という順で合成し、ステライメージとフォトショップCS6で調整した。

【機材1】の画像(カシオペア~はくちょう座付近) 3:11 – 3:48

流星の写っているコマは5コマ、写っていないコマは27コマ、大三角と同じ方法で合成・調整(人工天体も紛れているが、流星と同じコマに写っていたので仕方なし)。

両方とも、出来れば画面真ん中に大きいのが1つほしかったが、なかなかそう上手くは行かないようだ。


それから【機材2】の方だが、レンズが暗いのとカメラのノイズが多いため、あまり写っておらず、質の良い画像も得られなかった。高温時にここまでKissX2と60Daの差が出るとは思わなかった。電源の制約で冷却機には手を出しにくいし、生産終了する前に60Daをもう一台買っておけば良かったかも。今後は「70Da(?)」に期待したい。

【機材2】の画像(いて座付近) 23:23、1コマのみ
【機材2】の画像(おうし座付近) 1:56、1コマのみ

他にもいくつか写っていたが、あまり良くないので没にした。
しかし、【機材1】のコテコテに処理した画像より、こちらの方が自然な感じに近いという気もする。

結果として、透明度は若干悪いものの、朝まで寝転んで数多くの流星と天の川の双眼鏡観望を気楽に楽しむことが出来て、大満足の一晩だった。

せわしなくて神経を使うオートガイド直焦点撮影をしないのも、たまには良いものかと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました