ブラックホールとM87とマルカリアンの銀河鎖

markarian
マルカリアンの銀河鎖 (おとめ座)
  • 【環境】2019/1/13 3:48 – 5:39/兵庫県明石市/気温 1℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
  • 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/サイトロンQuad BPフィルター
  • 【カメラ】PENTAX KP
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<処理>RStacker、Lightroom CC, DeepSkyStacker, ステライメージ8、Photoshop CC
  • 【撮影法】ISO3200 120sec x43/PHDによるオートガイド(Raspberry Pi + Stellarmate OS)
  • 【処理法】:4×4ソフトビニング後、周辺部トリミング

先日、国立天文台などから構成される国際チームがおとめ座のM87銀河のブラックホールを世界で初めて撮影したとの発表があり、一般のニュース番組などでも大きく取り上げられて話題となった。

それで、記念にM87でも撮影してみようかと思い立ったがあいにくの曇天。しかし、今年1月に自宅でマルカリアンの銀河鎖(マルカリアン・チェーン)付近を自宅で撮影していて放置したままであったのを思いだした。

画像を出して確認すると、どうやらFLT98CFではなく広写野のBORG71FLで撮っていたらしく、銀河鎖周囲のM87やM88,M90なども写っていることが分かり、早速処理した。

M87は楕円銀河で目立つ構造が無く、短焦点で小さく撮るとぼやけた恒星のようにしか見えないため、これまで単独で撮影する対象ではなかった。上の画像を見ても、渦巻き銀河や棒渦巻き銀河は小さくても銀河らしい構造が分かって面白いが、M87はにじんだ恒星のようだ。

ただしこれからはM87を見ると、発表されたドーナツ状のブラックホール画像が思い出されると思う。

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