- 【環境】2019/3/2 0:34 – 2:35/兵庫県明石市/気温 5℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/サイトロンQuad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、DeppSkyStacker、FlatAide Pro、Photoshop CC
- 【撮影法】センサー温度-10℃・ゲイン300・180sec x25コマ/APTとPHD2連携によるディザリング
- 【処理法】:2×2ソフトビニング後、640×640で切り出し
下は銀河の番号を入れたもの(括弧内は光度)
私が所持する鏡筒の最大口径はこのFLT98CF(D=98mm)であり、いつも春の系外銀河の季節と惑星には口径・焦点距離不足を感じている。
系外銀河についてはM51のような明るめのM天体か、「マルカリアンの銀河鎖」のようにいくつかの銀河の集団をまとめて狙うしかない。
今回のNGC4725はM天体ではないが、光度9.2等、視直径11.0′ とそこそこ大きく、周囲に小さな銀河もあるので小口径・短焦点でも写しやすい。
NGC4747とNGC4712は共に13等級で視直径が2′ 程度あり、楕円形の形が分かる程度に写る。PGC86434はステラナビゲータによるとNGC番号も付いていない16等級の暗い銀河のようだが、シミのように写っていて、恒星とは違うことが認識できる。
今回は、この前に撮影した「モンキーフェイス星雲」のセッテングのまま撮影した。ピント合わせのやり直しを避けるためQuad BPフィルターを付けたまま撮影したが、系外銀河に効果があるのかどうかよく分からない。
結局3分×25コマしか撮影できず、かなり荒れた画像になってしまった。そのためNGC4725の外側の腕の淡い部分をはっきりあぶり出すのは無理だった。
LPS-P2に換装し露出時間を短くしてコマ数を稼いだ方が良かったかもしれない。
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