NGC4244(光害地・Quad BPフィルター)

20190308_NGC4244
NGC4244 (りょうけん座の系外銀河) 光度10.2等 視直径16.2′
  • 【環境】2019/3/9 2:44 – 2:47/兵庫県明石市/気温 2℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
  • 【光学系】FLT98CF 直焦点(618mm F6.3)/サイトロンQuad BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、Photoshop CC
  • 【撮影法】センサー温度-10℃・ゲイン300・180sec x40コマ/APTとPHD2連携によるディザリング
  • 【処理法】:2×2ソフトビニング後、640×640で切り出し

NGC4244はりょうけん座にある光度10.2等の系外銀河。春の空は天の川の散光星雲が見えず、撮影対象は主に系外銀河や球状星団になるため小口径鏡筒には厳しい。少しでも視直径の大きな対象がないかステラナビゲータを眺めていたところ、このNGC4244が目に入った。視直径は16.2’と大きいが、細長いので面積は狭い。

FLT98CFでは普段フラットナーレデューサー4を付けて490mm(F5)で写しているが、今回は少しでも焦点距離を稼ぐため、久しぶりに618mm(F6.3)の直焦点にした。それでも600mm程度ではあまり微細な構造が写らず、単なる棒のようにしか見えない。画像処理でなんとか中央の暗黒帯が分かる程度になった。ピクセル等倍ではもう少し細かい構造が分かるが、アラが目立つため2×2ソフトビニングした。

使用したカラー冷却CMOSカメラASI294M Proはセンサーの画素ピッチ4.63μmだが、今回のように解像度が必要な場合はPENTAX KP(画素ピッチ3.9μm)の方が良かったかもしれない。

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