- 【環境】2019/9/15 22:05 – 9/16 2:21/兵庫県明石市/気温 25℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.4 (月齢16.2の月明有り)
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/Quad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT3.7/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・180sec x 75コマ/PHD2によるオートガイド・APT連携ディザリング
- 【処理法】:ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー、加算平均 /FlatAide Proによる追加フラット処理/ Photoshop CC、ステライメージ8による調整、3×3ソフトビニング、トリミングなし
この日は快晴だったが、満月過ぎ(月齢16.2)の月が南天に輝き、光害と合わせて2等星すら見にくい状況。しかしこの春から新月期になかなか晴れ間に恵まれていないため、すこしでも撮影できそうなチャンス活かすべく、Quad BPフィルターで明るめの星雲を狙うことにした。
この時期の散光星雲で、月からなるべく離れていて明るめなのは「北アメリカ星雲(NGC7000)」だが、f=500mm弱とフォーサーズセンサー(ASI294MC Pro)の組み合わせでははみ出してしまう。そこで、北アメリカ星雲の中でも特に明るい南部(メキシコ付近)を構図に入れた。
空の明るさは、月から離れた北アメリカ星雲付近でもSQM-L測定値で17.5と、18を切ってしまう明るさ。それでも上の画像ぐらいには写すことができた。ただ、どうしても赤色のみになり色彩感に欠ける。
画像処理は、「Sygnus wall」付近の雲がモクモクした感じの立体感を出したかったので淡めにしたが、色数が少ないのでなかなか難しい。
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