NGC6992 網状星雲(東)(光害地・月明あり・Comet BP)

NGC6992 網状星雲(東)
NGC6992 網状星雲(東)(はくちょう座の超新星残骸)
  • 【環境】2020/10/24 19:02 – 22:58 / 兵庫県明石市/気温15℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.1(月齢7.6の月明あり)
  • 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/D=50mm F4ガイド鏡/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】<撮影>APT3.84/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度18℃(冷却忘れ)・ゲイン200・オフセット30・180sec x 70コマ/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • ステライメージ8によるダーク減算、フラット補正、デベイヤー
    • FlatAide Proによるシェーディング補正
    • DeepSkyStackerによる加算平均
    • Photoshop CC、ステライメージ8による調整
    • 2×2ソフトビニング後、星雲付近を900×1200で切り出し。

2020/10/24の夜に光害地の自宅で撮影した、はくちょう座の網状星雲・東(NGC6992)の画像を処理した。

昨年(2019)の夏も同じ対象を、同じ「光害地・月明あり」の条件でQuad BPフィルターを用いて撮影していた。

今回は冷却CMOSカメラの冷却を忘れるなどのトラブルがあったが、前回とほぼ同じ条件での撮影となり、対光害フィルターのみ前回のQuad BPフィルターから最近購入したComet BPフィルターに変更した。

露出については、Quad BPフィルターと同条件ではオーバー気味になるため、ゲインを普段設定している300から200まで下げた。1コマの露光時間を短くするという手段もあったが、露光間のディザリングによる時間ロスを考えると短時間露出は効率が悪くなるので、ゲインの方で調整した。

撮影コマ数は70コマ(210分)確保できたので、冷却忘れによるノイズ増加の悪影響もそれほど目立たないと思う。ただ、冷却していればもっと淡いところまであぶりだせたかもしれないので、残念なところ。

結果の画像としては、Quad BPとあまり変わらない印象。本来は青色になるはずの星雲の部分が緑色になるのも同じ。背景はQiad BPに比べてやや明るくかぶり気味になるため、その調整が少し面倒になった。

Quad BPが透過する範囲に収まる波長(Hα・Hβ・OIII・SII)が主体であれば、やはりQuad BPのほうが良いのではないかと(今のところ)思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました