2020/12/6 木星と土星の接近

木星と土星の接近(2020/12/6)
木星と土星の接近(2020/12/6)
  • 【環境】2020/12/06 18:15 /兵庫県明石市/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=未測定
  • 【光学系】Askar ACL200 (200mm F4.0)
  • 【カメラ】PENTAX KP
  • 【架台・ガイド】三脚固定
  • 【撮影法】ISO3200, 1/8 sec. × 31コマ
  • 【処理法】
    • ステライメージ8でダーク減算・加算平均・デジタル現像
    • Photoshop CCで調整・トリミングあり

現在、夕方の西空で木星と土星が接近しつつある。最接近は12/21の夜で、そのときには角距離が6~7分角まで接近するが、これは望遠鏡の200倍の同一視野に収まる(見かけ視野50°の普通のアイピースで)。

昨日の時点では1度40分角程度で、肉眼で見てもまだまだ離れている印象。しかしデジカメと200mm望遠レンズで写すと、両方の衛星が分離できるスケールで同じ写野に入った。

木星の方は、ガニメデとカリストがはっきり分離できている。エウロパとイオは木星本体に近く分離できていない。

土星の方はタイタンが写っている。土星本体は露出オーバーで輪が確認できないが、楕円形になっているのがわかる。

なお、シャッター速度が1/8秒と短いので最初はダーク減算をしなかったが、衛星が見えるぐらい暗部を持ち上げると熱ノイズがかなり目立ってきたので、追加でダークを撮影して処理し直した。

土星の輪や木星の縞と衛星の存在を同時に写してみたいので、次の機会にはもう少し焦点距離の長いBORG71FLとCMOSカメラに替えて、動画で撮影する予定。

今後どんどん高度か低くなり自宅バルコニーからは見えなくなるため、最接近時に主力のミューロン180Cと赤道儀が使えないのが困ったところ。持ち運びできる三脚固定かポタ赤と、BORG71FLでどこまで細かく写せるのか気になる。

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