AZ-GTiを赤道儀化したがオートガイドが不調

AZ-GTi経緯台を赤道儀化するためのパーツがやっと揃ったので、早速組み立ててみた。

まず最初にいきなりつまずいたのが、先日作った「制御ベース」との干渉。

SE2赤道儀では大丈夫だったが、AZ-GTiはアリミゾ部分の背が低いため、本体とアリガタ下に付けたASIAIR PRO&ガイド鏡が干渉してしまう。

アリミゾ部分の「かさ上げ」も考えたが、全体的に「縦長」になっているのも気になっていたので、昔使っていた「蜂の巣プレート」を用いて「横並び」に組み替えた。

ASIAIR PROとガイド鏡、撮影鏡筒を横並びで配置
ASIAIR PROとガイド鏡、撮影鏡筒を横並びで配置

これでAZ-GTiに干渉なく載せることが出来た。

AZ-GTiを赤道儀化して、ASIAIR RPOで制御
AZ-GTiを赤道儀化して、ASIAIR PROで制御

赤道儀化に用いたパーツは下記の通り

また、AZ-GTiの赤緯アリミゾ固定用のノブボルトが短く、蜂の巣プレートと干渉してしまったので、これも40mm程度の長めのM8ノブボルトに交換した。

SynScan USBは赤道儀化とは関係無いが、無線LAN環境が何故か悪い自宅バルコニーでは、ASIAIR PROとの接続をなるべく有線にしたかったため購入した。

設置にあたって、ASIAIR PROにはドリフトアライメント機能がないので、北が見えないバルコニーでは極軸合わせが出来ない。そこでまずガイドカメラとAZ-GTiのみをWindowsパソコンにUSB接続し、Windows用のSynScan Proアプリにて赤道儀モードで接続。次にPHD2でガイドカメラとマウントに接続した(マウントは「SynScan App Driver(ASCOM)」)。それでドリフトアライメントにて極軸を合わせた。今後はこのような面倒なことはやっていられないので、三脚の脚先の床に印をつけ、そこに置くだけにするつもり。

その後、ガイドカメラとAZ-GTiのUSB接続をASIAIR PROに戻し、鏡筒を北に向けて全ての機器の電源を入れ直した。ASIAIR PROとAZ-GTiの接続は有線なので、Telescopeは「EQMOD Mount」でシリアル接続(Baud:9600)とした。

メインカメラのピントはおおむね合っているはずなので、ASIAIRアプリで早速火星に向けてGOTO指示をすると、難なくPlate Solvingを自動実行して火星を真ん中に入れてくれた。また、矢印ボタンによる手動操作での移動も問題ない。ピントを精密に合わせてから、次にオートガイドのテストをするべくM31にGOTOし、これもPlate Solveで真ん中へ導入。

ここまでは全く順調だった。


しかしここで問題が発生した。

RA(赤経)はバックラッシュが大きめながら問題なくキャリブレーションできるのに、DEC(赤緯)が失敗する。具体的には、赤緯キャリブレーションの段階でNorthのステップでは星が動くが、Southのステップで戻ってこない。

赤道儀の接続方法に問題があるのかと思って、EQMOD Mountではなく、SkyWacther AZ-GTi/SynScan WiFiに変えてみたが同じ。有線接続が良くないのかもとも考え、USB接続を抜き、スマホからAZ-GTiをステーションモードに切り替えて自宅LANからWiFi接続したが、それでも変わらず。

そこでASIAIRの電源を切り、再びガイドカメラとAZ-GTiをWindowsパソコンに繋いで、PHD2のガイドアシスタントを実行してみた。すると、やはり赤緯のバックラッシュが大きすぎるとの判定が出て、赤緯は一方向のみのガイドを推奨された。実際その設定をして実行すると、一応ちゃんとガイドできるようになった。

ASIAIRアプリのオートガイドでも赤緯を一方向にする設定はあるが、毎回状況を判断してその設定を行うのは手間がかかるし、常にガイドの状況を見張っていないといけないのは、そもそもの目的である「お手軽」からかけ離れてしまう。


WEBを色々検索していると、何もしなくても特に問題なくガイドできている人がいる一方、私のようにキャリブレーションが上手く行かない例もあるようだ。

今回は機材を横並びに設置したため赤緯軸周りのバランスも良くないし、AZ-GTiの個体差もあるのかもしれない。また3.7Kgのウェイトも重すぎたのかも。思い当たる所をもう少し検証してみたいが、貴重な晴れ間を機材調整に費やすのはもったいないので、薄曇りとか満月などの日にぼちぼち試していきたい。

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