AZ-GTiの赤道儀化ファームウェアVer.3.33で、ASIAIR PROによるオートガイド不調が改善

今年の2月にSkyWacherのAZ-GTi経緯台を赤道儀化してみたが、ASIAIR PROによるオートガイドが正常に動作しなかった。

主な原因は、赤緯方向(DEC)のキャリブレーションが正常に行えないこと。North Stepでは正常に移動するが、続くSouth Stepで戻ってこない(またはNorth Stepと同じ方向へ動き続ける)。

その後、8月初旬にAZ-GTiのファームウェア3.26と3.30でも試してみたがやはり駄目で、ほとんど諦めていた。

しかし8月末になって、SkyWatcherのファームウェアのダウンロードページに「Firmware: AZGTi Mount, Right Arm, AZ/EQ Dual Mode, Version 3.32」が掲載されていて、リリースノートに「Try to solve declination axis run-away issue while using 3rd party application for autoguiding.」との記載があった。これは明らかに私の不具合の原因と合致する部分の修正なので、期待して再度試すことにした。

なお、今回試した時点でファームウェアのバージョンは3.33になっていたので、それを使用した。

機材はこれまでと同じだが、雲が多かったので撮影はあきらめて撮影用カメラは取り付けず、ガイドカメラのみで試した。

AZ-GTiを赤道儀化してASIAIR PROで制御
AZ-GTiを赤道儀化してASIAIR PROで制御
  • ガイドスコープ:SVBONY 3cm F4
  • ガイドカメラ:ASI120MM mini
  • ASIAIR PROとAZ-GTiは有線接続(詳細はこちら)。

これでまずキャリブレーションを行った。これまで通り東西方向(赤経方向)は問題なく完了した。続いて問題の赤緯方向だが、North Stepでは移動するものの、South Stepで戻ってこない現象はこれまでと同じとなった。やはり駄目かと思い、この時点でかなりガッカリした。

しかしとりあえずガイドをしてしばらく眺めてみると、どうやら正常に動作しているようだ。

ASIAIR PROによるAZ-GTiの赤道儀モードでのガイド
ASIAIR PROによるAZ-GTiの赤道儀モードでのガイド

おおむね±3秒角程度の範囲に収まっていて、精度はそれほど高くはないが撮影鏡筒の焦点距離が200mm~300mm程度のガイドなら大丈夫そう。

ただし、時折(数分に一度ぐらい)、8秒角程度の大きな乱れが発生するので、まだ安定性には不安が残る。

我が家のバルコニーからは北天が見えないため、ASIAIR PROの極軸合わせ支援機能は使えない。そのため適当に北の方角に向けて設置したので、極軸は大きくずれていると思う。それが原因でDECの修正が一方向になっているのかもしれない。いずれにせよ、これまではそれでもまともにガイドできなかったので、随分と改善したと思う。

今のところ自宅ではSE2赤道儀の方をメインに使っており、AZ-GTiの出番は少ないと思うが、これからもぼちぼちと様子を見ていこうかと思う。

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