今回は天文と全く関係無い話。
今年(2021年)7月7日で、神戸市営地下鉄海岸線が開業20周年を迎える。
「ついこの前」だったような気がするが、もう20年も経っていたとは・・・。
思い起こせば20年前、地元では久しぶりの新規開業路線をいち早く体験してみたくて、開業前の試乗会に申し込んで乗ってきたことを覚えている。
古いデータを探してみると当時のデジカメ画像が見つかった。
開業前路線に試乗した経験はこのとき一回限り。「さよなら運転」と違って開業前試乗はそれからいくらでも乗ることができるため、あまり行く気が起きないのかもしれない。
さて、神戸市地下鉄海岸線の特徴としては、なんといっても「リニアモーター駆動」である(詳しくは、こちらのサイト参照)。ただし、浮上式ではなく車輪で接地する方式で、駆動のみリニアモーターを用いる。
海岸線のリニアモーターは電磁石(コイル)が車両側にある方式で、地上側は「リアクションプレート」というアルミの板を敷くだけで良いそうだ。試乗会の時に撮影した下の画像で、レールの間に敷かれている板がおそらくそれ。
リニアモーター駆動は、車輪による摩擦駆動よりも急勾配に強いそうだ。たしかに海岸線は駅によってはかなり深いところに線路があり、高低差も大きそうだ。
なお、この路線は開業以来慢性的に赤字が続いているそうだ。スタジアムへのアクセスも担っているため、急に廃止にはならないと思うが、このご時世では何が起きるかわからず、心配ではある。
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