- 【環境】
- 2022/10/26 23:49 – 10/27 3:49 / 兵庫県明石市/気温 13℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
- 2022/10/28 22:31 – 10/29 0:58 / 兵庫県明石市/気温 14℃/光害レベル:SQM-L測定値=19.0
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.0 HF2/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 120コマ(合計360分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
- 66%に縮小・トリミング
光害地の自宅から撮影した、うお座の系外銀河M74。
メシエ天体ではあるが非常に淡く、光害地の眼視において10cm程度の口径では厳しい。一昔前にポルタ経緯台を用いた手動導入でメシエ天体を全て眼視確認するということをやっていたが、光害地で最後までクリア出来なかったのがこのM74。
位置は下図の通り。
うお座の銀河ではあるが、星図とファインダーを使って手動で辿るならばおひつじ座のハマルから出発するのが良さそう。ただ現在は自動導入が普通だし、カメラが有ればプレートソルビングも出来るのでアライメントもファインダーも不要となった。
光害地での眼視は厳しいM74だが、撮影では長時間露光すればそこそこ写る。ただし系外銀河は特定の波長で光っているのではないのでナローバンドフィルターが効きにくい。以前、ワンショット・カラー撮影における系外銀河向けのフィルターを検討した時はSVBONY CLSが最も効果が高かった。
しかし色が赤色に偏ってしまい、見た目があまり良くない。そこで最近ずっと使っているのが「Comet BP」。こちらの方がSVBONY CLSやQuad BPよりもカラーバランスが自然になる。
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