- 【環境】2022/12/29 5:20 – 6:03/兵庫県明石市/気温 0℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.8
- 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】AZ-GTi赤道儀モード/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/180sec x 15コマ(45分)
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, 彗星核基準で加算平均
- 後処理(ノンリニア):PixInsight・ステライメージ9・Photoshop
- 2×2ソフトビニング・トリミング有り
これから明るくなっていき、2月には4等級程度になると言われているC/2023 E3 ズィーティーエフ(ZTF)彗星。そろそろ光害地でも撮影できる光度(現在7.5等)になってきており、イオンの尾もかなり伸びてきているらしい。しかし今のところ明け方の東の空に見えるので、南西向きの自宅バルコニーでは屋根が邪魔で見えない。下図は12/29の位置。
そこで昨年末のレナード彗星の時と同様に、AZ-GTiを高く持ち上げて屋根越しに東の空を撮影することにした。
ここでAZ-GTiに付属の三脚は剛性が低く頼りないので、GITZOの5型三脚を用いた。AZ-GTi付属のピラーとは3/8インチのカメラネジで接続できる。
撮影にはComet BPフィルターを用いたが、それでもこの光害地(SQM18台)でイオンの尾を写すのは難しそうだ。冒頭の画像はなんとかあぶり出そうとした結果だが、心の目で見ると写っているような気がする程度にしかならなかった。まだ本体が7等級なので仕方がない。来月(1月)下旬の新月期には5等級になるのでこれからの増光に期待したい。
今回の撮影にはASI AIR Proを用いたが、Androidタブレットでアプリを久しぶりに立ち上げると自動的にバージョン2.0にアップデートされた。ユーザーインターフェースのデザインが若干変わっているが、特に操作性は変わらず直感的に使うことが出来た。
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