光害地&月明下でのノーフィルター星雲撮影

IC5146 まゆ星雲 
IC5146 まゆ星雲 (はくちょう座の散光星雲・視直径8.2′ x 8.2’)、光害地&月明下でノーフィルター撮影
  • 【環境】2023/11/20 20:12 ~ 22:16 / 兵庫県明石市/気温 10℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.1(月齢7.1の月明あり)
  • 【光学系】R200SS + コレクターPH(760mm F3.8)/ フィルター無し
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 2.2/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・60sec x 121コマ(合計121分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, PCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • 2×2ソフトビニング・トリミングあり

先日ビクセンR200SS用のコレクターPHを購入してさっそく試写しようとしたのだが、手持ちの対光害フィルター類が全て48mm径なので、52mm径であるコレクターPHの先端に装着できなかった。それについての顛末は別記事にしている(その1その2その3)。

これらの試行錯誤の前に、とりあえずノーフィルターで撮影してみた。対象は撮影時にちょうど手頃な位置にあった、はくちょう座の「まゆ星雲(IC5148)」。しかし撮影場所の自宅はSQM値でいつも概ね18台前半の光害地。しかも撮影時には半月(上弦)の月明まであった。その状態でノーフィルターでまともに写るのかと思ったが、案外ちゃんと写ってくれた。まゆ星雲は小さいが、散光星雲としては輝度が高めなので、光害と月明があっても背景から浮き上がりやすいのだと思う。さすがに周囲の白くて淡い星雲部分や、まゆ星雲を包む暗黒星雲は背景に埋もれ気味である。

上の画像はまゆ星雲の周囲をトリミングで切り出したものだが、下の画像はトリミングせずに50%縮小したもの(合成時のズレがあるので、端部は切り落としている)。f=760mm、フォーサーズセンサーだとこの程度の大きさになる。

まゆ星雲 トリミング無し
まゆ星雲 トリミング無し

本来、まゆ星雲を大きく包むように暗黒星雲が横たわっているはずだが、分かりにくい。それについては、やはり遠征地で撮影したものが分かりやすい。

今回、「やってみると意外に良く写った」結果となったが、やはり光害地での星雲撮影は対光害フィルターの使用が基本なので、今後はわざわざノーフィルターで撮影することもあまり無いだろうと思う。

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