
- 【環境】2025/9/24・25, / オーストラリア サイディング・スプリング/気温 不明/光害レベル:不明
- 【光学系】RA501: Dall-Kirkham Astrograph D=510mm, f=2259mm (F4.4)
- 【カメラ】Player One ZEUS 455M PRO
- 【架台・ガイド】
- 【ソフトウェア】MaxIm DL Version 6.30
- 【撮影法】センサー温度 -10℃
- R(BIN2):180sec x12(36分)、 G(BIN2):180sec x12(36分)、B(BIN2):180sec x12(36分)、Hα(BIN2):180sec x12(36分)
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: MGC, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator, Masked streach, RGB合成
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ10・Photoshop
- HαはPhotoshopのレイヤーで合成
- 50%に縮小・トリミングあり
TASC-onリコリモの正式開始前である9月に撮影された、ちょうこくしつ座の系外銀河NGC300。同じくちょうこくしつ座の有名な大型銀河NGC253の12°ほど南にある(下図参照)。

これは長径が20分角を超える大型の渦巻銀河で、一応日本からも見える。しかし明石での南中高度は18°程度なので市街地での撮影は困難。ここは南半球のオーストラリアから撮影するリコリモが有利な領域。
そのNGC253については昨年末に個人としてのリコリモ利用で撮影していた。
ただし予算の都合でR,G,B各10分ずつで、Lは無し。Hαも無しだった。
ところが今回のTASC-onリコリモのNGC300のデータにはHαのデータもある(Lは無し)。私はこれまでHαの追加による赤色星雲の強調(いわゆる赤ポチ強調)はやったことが無く、良い機会なので、まずはこれを教材にしてやってみることにした。
そのやり方は色々あるようだが、TASC-onリコリモの主催者である天リフの山口編集長様が、赤ポチ強調の方法を解説する動画をTASC内で会員向けに限定公開されていたので、それを見て同じようにやってみた(Photoshopでのレイヤーを用いた方法)。結果は、最初にしてはまずます自然な感じで出来たと思う。あまり強調しすぎると赤い星雲がどぎつくなりすぎて不自然なので、さじ加減が難しい。TASC-onリコリモの良いところは、データを受け取れるだけではなく、画像処理の方法なども学べるところ。私自身はカラーカメラしか所有していないので、リコリモはSHOやLRGB、Hαなど、モノクロカメラでの合成テクニックを学ぶ良い環境だと思っている。
一番上の画像は銀河全体の部分をトリミングして50%に縮小しているが、下の画像は中央部をピクセル等倍で切り出したもの。

さすがにピクセル等倍ではアラが目立ってしまうが、銀河の腕に赤い星雲が数多く分布している様子がよくわかる。欲を言えば、暗黒星雲をもっと強調したかったが、なかなか難しい。
トリミングなしの全体画像が↓。33%に縮小。

自分で苦労して撮影したデータできれいな画像が出来たときは感動も大きいが、日本は晴れが少なく自分で撮影する機会が長期間得られない場合もあるし、そもそも南天の天体は撮影できない。そんなときリモートのデータで工夫を凝らして画像処理だけをしていくのも、また楽しさがある。



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