
- 【環境】2025/10/30 / オーストラリア サイディング・スプリング/気温 不明/光害レベル:不明
- 【光学系】RA501: Dall-Kirkham Astrograph D=510mm, f=2259mm (F4.4)
- 【カメラ】Player One ZEUS 455M PRO
- 【架台・ガイド】
- 【ソフトウェア】MaxIm DL Version 6.30
- 【撮影法】センサー温度 -10℃
- L(BIN2):180sec x7(21分)、R(BIN2):180sec x7(21分)、 G(BIN2):180sec x7(21分)、B(BIN2):180sec x4(12分)、Hα(BIN2):180sec x10(30分)
- 【処理法】
- PixInsight: ABE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator, Masked streach, LRGB合成
- ステライメージ10・Photoshop、Hαはレイヤーで合成
- 50%に縮小・トリミングあり
TASC-onリコリモによる、レチクル座の系外銀河NGC1313。
棒渦巻銀河ではあるが不規則な形状をしており、「The Topsy-Turvy Galaxy(めちゃくちゃな銀河)」という名前がついている。棒状の中心部から不規則な形状の2本の腕がうねるように伸びており、そこでは赤い散光星雲が目立つ。

しかしその外側は非常に淡く白い薄雲のような領域が広がっており、構造は不明瞭である。
今回のデータは、LRGが21分、Bが12分と短時間であり、外側に広がる淡い領域があまりわからない。

トリミングなし画像で見ると、中央部で縦長に伸びる白い繭のような部分がはっきりしており、その外側を非常に淡い腕のような雲が取り巻いているのが分かる。これは光学系による背景ムラかと思ったが、WEBで画像検索してみると、やはり淡いガスのようなものに覆われているようだ。
L画像だけでも60分~90分ぐらいあれば、もうちょっと淡いところまで出てきたのではないかと思ったが、それは自分の思うようにならないデータシェアなので仕方がない。何か足りないと思うところがあれば、別途、個人でリコリモを使って追加撮影するのも良いかと思う。
NGC1313の場所は下図の通りで、日本では冬の星座であるエリダヌス座のずっと南にある。カノープスやアケルナルよりも南なので日本からは見えない。


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