
- 【環境】2025/11/11 / オーストラリア サイディング・スプリング/気温 不明/光害レベル:不明
- 【光学系】RA501: Dall-Kirkham Astrograph D=510mm, f=2259mm (F4.4)
- 【カメラ】Player One ZEUS 455M PRO
- 【架台・ガイド】
- 【ソフトウェア】MaxIm DL Version 6.30
- 【撮影法】センサー温度 -10℃, GAIN=125, OFFSET=25
- H(BIN2):180sec x18(54分), O(BIN2):180sec x18(54分)
- 恒星はRGB画像から合成(R:180sec x10, G:180sec x10, B;180sec x9)。
- 【処理法】
- PixInsight: HOO合成, BlurXTerminator, NoiseXTerminator, Masked streach, NarrowbandNormalization
- ステライメージ10・Photoshop
- 33%に縮小・トリミングあり
TASC-onリコリモによる、ほ座の超新星残骸(Gum 16)の北部。位置は下図の通り、冬の天の川をずっと南に下った所にある。

カノープスよりも北にあるので日本からも撮影は可能だが、高度が非常に低く、かなり難しいと思われる。
今回はHOO合成とした。Hαの赤とOIIIの青緑の星雲が複雑に絡み合って美しい。青緑の星雲は網目状の紐が長く伸びているイメージで、同じ超新星残骸である、はくちょう座の網状星雲に似ている。ただしこちらの方がより複雑な分布となっている。部分的に切り出して拡大してみると、その細かな構造がよくわかる。


今回の処理では、HOO合成画像からStarNetによって恒星を消し、別途撮影されたRGB画像から恒星だけの画像をもってきてPhotoshop上で重ね、スクリーン合成した。その際、恒星の彩度を少し上げて、ある程度目立つようにしている。
天の川の中の星雲を写すと、その手前にある恒星が多くてうるさくなりがちなので、恒星を小さめにして目立たなくするか、消してしまって星雲だけにすることもある。ただ今回は逆に、少し目立つようにしてみた。このあたりは好みというよりは、その時の気分による。
いずれにしても、画像処理ソフトウェアで星雲と恒星をほぼ完全に分離できるようになってからは、両者のバランスを好きなように決めるのがとても簡単になった。一昔前は星マスクなどを作って頑張って処理していたが、今のように完全に分離するのは難しかった。星の大きさもBXTで好きなように変えられるし、画像処理ソフトウェアの進歩は素晴らしい。

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