
- 【環境】2025/11/12 / オーストラリア サイディング・スプリング/気温 不明/光害レベル:不明
- 【光学系】RA501: Dall-Kirkham Astrograph D=510mm, f=2259mm (F4.4)
- 【カメラ】Player One ZEUS 455M PRO
- 【架台・ガイド】
- 【ソフトウェア】MaxIm DL Version 6.30
- 【撮影法】センサー温度 -10℃
- L(BIN2):180sec x24(72分)、R(BIN2):180sec x11(33分)、 G(BIN2):180sec x11(33分)、B(BIN2):180sec x11(33分)、Hα(BIN2):180sec x10(30分)
- 【処理法】
- PixInsight: ABE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator, Masked streach, LRGB合成
- ステライメージ10・Photoshop、Hαはレイヤーで合成
- 67%に縮小・トリミングあり
TASC-onリコリモによる、エリダヌス座の系外銀河NGC1532。
トリミングなしの画像は下の通りで、視直径が5.6’と小さい銀河のため、広い写野の中央部にポツンと浮いている印象。それから輝星の周囲の青いにじみは消すことができなかった。

見ての通りエッジオン銀河ではあるのだが、右上側に見える腕が折れ曲がって飛び出している。そのためほかにあまり見ない変わった形状となっている。この腕が変形している原因は、そのすぐそばにある小さな銀河NGC1531(光度12.1等・視直径1.3’)との相互作用であると考えられている。
位置は下の図の通り。うさぎ座の右下あたりにあり、明石での南中高度は22.6°なので南が開けた場所なら撮影できるが、市街地では難しい。

さて、今回の画像処理について。
今回はRGBが各33分に対して、Lが72分と十分長い露光時間だったのでLRGB合成とした。
毎回の処理で、Lがどの程度の露光時間あれば採用するべきか悩むが、おそらく露光時間だけでなくて、撮影時の高度や薄雲通過など空の状態にもよるので、実際に見て判断するべきなのかとも思う。その場合、RGBから抽出したL画像と、Lでの撮影画像を並べて目視で判断すれば良いのか、今のところよくわかっていない状態。自分自身はモノクロカメラを持っていないので、このあたりのノウハウはほぼゼロに近い。そのため現在のTASC-onリコリモの画像処理は全く手探り状態でやっている。
それから今回は元画像に謎の光の筋が銀河の傍ぎりぎりのところに写りこんでおり、それをアンバサダーの方が画像処理して除去した画像を用いた。通常ならばそのあたりの大変な作業も自分でしないといけないし、除去する技術が無ければ没になるところ。アンバサダーの方々の負荷が大きくて申し訳なく思うが、大変助かっている。そのように、技術的に難しい処理をしていただけるのも、TASC-onリコリモの良いところ。


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