9月に入っても蒸し暑い日が続くが、明け方にはもう既に冬の大三角が昇ってきている。その光跡をベランダから固定で撮影した。
- 2008-09-06 04:04 – / 加古川市
- Canon EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS
- 18mm F4.0 / 20sec. 54枚合成(比較明)
- ISO800
- 固定撮影
- ステライメージによる処理
自宅は兵庫県南部の光害地にあり、普段は2等星ぐらいまでしか見えない(それでも、大阪・神戸よりはまだましだと思うが)。それに最近、目の前の土地が住宅地として造成され始め、非常に明るい街灯が何本も光るようになった。写真で分かるようにオレンジ色のナトリウム灯であるが、何もここまで明るくしなくても・・・と思うほどの光量である。
そういうわけで、今回はデジカメで星の光跡を写すための定番となった手法「比較明」合成を用いた。これにより、背景のかぶりをを抑えながら、長時間露出を行ったのと同じ効果が得られる(この処理は昔から画像処理ソフトに入っているのは知っていたが、どんな時に活用するのか分からなかった)。
この手法によって、都会でも比較的多くの星の光跡を写すことが可能になった。デジカメの普及によって天体写真の撮り方も様変わりしているようであり、それを色々と試してみるのは、なかなか面白い。
コメント