- 【環境】2019/5/3 22:15 – 5/4 0:29/兵庫県明石市/気温 16℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)/サイトロンQuad BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】<撮影>APT/<処理>ステライメージ、DeppSkyStacker、FlatAide Pro、Photoshop CC
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン300・180sec x40コマ/APTとPHD2連携によるディザリング
- 【処理法】:4×4ソフトビニング後、800×800で切り出し
2019/5/3の夜に光害地の自宅で撮影した、りょうけん座の系外銀河の組み合わせ。右上のNGC4631(9.3等・視直径15.1’)はその形状から「くじら銀河」と呼ばれている。M天体並みの光度と大きさがあるので、短焦点でもそのくじらのような形がよく分かる。本体の上の小さな光芒は別の系外銀河NGC4627(光度12.3等・視直径2.7’)。
左下はNGC4656(光度10.4等・視直径13.8’)だが、上側の曲がった部分は別の小さな系外銀河NGC4657。この2つは実際に干渉しているそうだ。
今回の撮影にはQuad BPフィルターを用いた。系外銀河に用いるのはどうかと思ったが、LPS-P2に比べて光害カブリが少ないので、結果としてはQuad BPの方が良さそうだ。SQM-L測定値で18.5程度の自宅だが、このクラスの系外銀河がそこそこ撮影できることが分かった。
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