
- 【環境】2025/4/26 21:25 ~ 4/27 1:00 / 兵庫県明石市/気温 17℃/光害レベル:SQM-L測定値=17.8
- 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
- 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 3.1/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 69コマ(合計207分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, DBE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ10・Photoshop
- 50%縮小・トリミングあり
光害地の自宅から撮影した、こじし座の系外銀河。小さな銀河がいくつか集まっている領域で、位置は下図の通り。しし座とおおぐま座の間になる。

下の画像は、元の画像を左右に分割してPixInsightのAnnotate機能で銀河の番号を入れたもの。
まず左半分。

- NGC3430:光度 11.5等 視直径 3.90′
- NGC3424:光度 13.0等 視直径 3.00′
- NGC3413:光度 13.0等 視直径 2.40′
NGC番号の銀河は3つ。いずれも小さな銀河だが、そのうちNGC3430は渦巻きがはっきり確認できる。
次に右半分。

- NGC3396:光度 12.2等 視直径 2.80′
- NGC3395:光度 12.1等 視直径 1.90′
NGC3396とNGC3395は見て分かる通り相互作用しており、Arp270という特異銀河の番号が付けられている。Arp(アープアトラス)に記載されている特異銀河は、相互作用している様子などの形が面白い。もっと撮影してみたいが小さいものが多いため、今の機材では対象が限られそうだ。
アープアトラスの一覧は、Wikiが分かりやすい(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9)。
その他、IC番号やPGC番号の小さな銀河が数多くある。
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