系外銀河NGC6946 & 散開星団NGC6939

NGC6946&NGC6939
【右上】散開星団NGC6939(光度7.8等・視直径8.0’)、【左下】系外銀河NGC6946(光度 8.9等・視直径 11.0’)
  • 【環境】2023/12/7 19:12 – 21:04/兵庫県明石市/気温10℃/光害レベル:SQM-L測定値18.2
  • 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
  • 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/120sec x 56コマ(112分)
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, DBE, SPCC, BXT ,NXT
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • ピクセル等倍・トリミング有り

光害地の自宅から撮影した、ケフェウス座の散開星団と系外銀河の組み合わせ。

位置は下図の通り。

NGC6946・NGC6939の位置

NGC6946(系外銀河)については、はくちょう座とケフェウス座の境界に位置していて、中心位置はどちらかというとはくちょう座にあるようだ。

系外銀河のNGC6946は「花火銀河」とよばれているフェイスオン銀河で、有名な「回転花火銀河」M101を小さくした感じ。M101の方は視直径が26’程度あるので、その半分以下の大きさになる。名前としては「回転」がついているかどうかの違いしかないが、実はNGC6946の方の「花火」の意味は、超新星が10個も見つかっていて花火のようだから、という事だそう[1]。一方、M101の方は見た目に由来している・

NGC6946「花火銀河」(ピクセル等倍切り出し)

この組み合わせにつては短焦点での撮影に適していて、2014年春にも神河町で撮影している。

このときはSQM値が21.3で光害が少ないところだったが、今回の画像は明石市内でSQM値は18.2。撮影鏡筒も前回は口径98mmに対し、今回は71mm。今回の方がかなり不利ではあるが、画像は前回に比べてそれほど悪くない(絶対的には前回の方が良いが)。これも冷却CMOSカメラと対光害フィルターのおかげ。

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