
- 【環境】2025/10/28 18:20 – 18:48/兵庫県明石市/気温15℃/光害レベル:SQM-L測定値17.5(月齢6.9の月明あり)
- 【光学系】BORG71FL+レデューサー0.72xDGQ(288mm F4.1)/ Comet BPフィルター
- 【カメラ】ASI294MC Pro
- 【架台・ガイド】AZ-GTi(赤道儀モード)/ASIAIR Pro/SVBONY 30mm F4ガイド鏡/ASI120MM Mini
- 【ソフトウェア<撮影&ガイド>ASIAIRアプリ(Android)/ <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30/60sec x 21コマ(21分)
- 【処理法】
- 前処理(リニア):PixInsight: WBPP, ABE, CometAlignment, DBE, NoiseXTerminator
- 後処理(ノンリニア):ステライメージ10・Photoshop
- 50%縮小・トリミング有り
光害地から撮影したレモン彗星(C/2025 A6)。
この日は晴れてはいたものの薄雲がずっとかぶっていて、また時折雲が厚くなることもあって、あまり条件は良くなかった。撮影したコマを合成する際も雲が厚く写っているコマを抜いたので、背景の星が途切れている。合成したコマも薄雲がかかっている状態のものが多かった。
それでも、ダストの尾とイオンの尾がきれいに分かれて伸びている様子がわかる。この前日(10/27)の画像では、イオンの尾とダストの尾が重なっていたが、この日ははっきりと分かれている。たった一日で状態がかなり変わっている。
それから双眼鏡で見たところ、核の部分がボヤっと見えるだけだった。やはり光害地での眼視はかなり厳しい。

それから撮影機材の後ろからデジカメで撮影してみたが、彗星はシミのように写るだけだった。やはり光害地ではワンショットではダメで、ちゃんと対光害フィルターを用いて複数コマ撮影し、スタックしないと尾が出てこない。そうやって処理すると、光度が4等程度でも立派な尾があって見ごたえ(写しがい)がある。

コメント