
- 【環境】2025/11/11 / オーストラリア サイディング・スプリング/気温 不明/光害レベル:不明
- 【光学系】RA501: Dall-Kirkham Astrograph D=510mm, f=2259mm (F4.4)
- 【カメラ】Player One ZEUS 455M PRO
- 【架台・ガイド】
- 【ソフトウェア】MaxIm DL Version 6.30
- 【撮影法】センサー温度 -10℃
- L(BIN2):180sec x20(60分)、R(BIN2):180sec x10(30分)、 G(BIN2):180sec x10(30分)、B(BIN2):180sec x10(30分)、Hα(BIN2):180sec x10(30分)、OIII(BIN2):180sec x10(30分)
- 【処理法】
- PixInsight: ABE, SPCC, BlurXTerminator, NoiseXTerminator, Masked streach, LRGB合成
- ステライメージ10・Photoshop、Hα,OIIIはレイヤーで合成
- 50%に縮小・トリミングあり
TASC-onリコリモによる、ちょうこくしつ座の大型系外銀河NGC253。位置は下図の通り。

赤緯は -25゚程度なので日本からも見える。
下の画像は中心部をピクセル等倍で切り出したもの。赤や青の星雲と、細かく入り組んだ暗黒星雲の様子がわかる。

下はトリミングなしの全体画像。視直径(長径)25’の大型銀河だけあって、トリミングなしでもかなりの存在感がある。

実はこのNGC253については約1年前に同じリコリモのRA501にて個人で撮影していた。それが下の画像。

南半球から見える大型の系外銀河の代表格なので撮影対象としては必ず候補に入るだろうし、過去の撮影とかぶってしまうのは仕方がない。
昨年の撮影分は、カメラが現在とは異なるFLI PL-09000だった。露光はRGBのみ30分ずつだけで、今回のTASCとは異なりLもHαもOIIIも無い。しかし赤ポチや青ポチの出方はあまり変わらず、そのときの気分によるノンリニア処理の程度による違いぐらいしかないように思う。ただ、当時のカメラは補正しきれていないダークノイズが多かったのと、周辺部のフラットが合わない現象があって、そのあたりを修正する処理に苦労したので、現在のカメラに置き換わって結果処理はやりやすくなったと思う。

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