昨日は夕方から天候が回復して快晴となったので、りんしゃんさんと共に砥峰高原まで行ってきた。
GPVによると0時頃から雲に覆われてくるとの予報で、2時前には月が昇ってくるので、早めに現地に着きセッティングを開始した。
今回はオートガイダーに「Lodestar Autoguider」を用いての初撮影となった。購入からかなり時間が時間が経ってしまったのは、Lodestarを「iAG」でコントロールするための準備と調整に時間が掛かったためである。PHD Guidingを用いれば特に苦労なくLodestarを使えるが、出来れば慣れたiAGを使いたいので、iAG作者とやりとりしながら調整してきた。
結論としては、キャリブレーションにややコツが要るものの、iAGでLodestarを用いて正常にガイドする事が出来た。これについてはまた後日述べたい。
さて、まず最初に撮影したのはギャラッド彗星である。
- 【環境】2012/4/14 20:31 – /兵庫県神河町・砥峰高原/気温 0℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.1
- 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
- 【カメラ】EOS Kiss X2(IDAS改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ケンコーD=63mm f=540mmガイド鏡/Lodestar Autoguider
- 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO800, 300sec x 4コマ
- 【処理法】
- RStacker(0.2.0)でダーク減算・フラット処理
- Lightroom3.5で現像
- ステライメージ6.5(彗星核基準コンポジット),Photoshop CS5 による処理
彗星の位置は下図の通りで、現在、大熊の前足の先にいる。二月頃に比べるとずいぶん暗くなり、尾も目立たなくなった。
彗星の後だが、すっかり春の空ということで、短焦点屈折では撮るものがあまり無く、ちょっと困った。M81やM82などの大きな系外銀河はこれまで撮ってきているので、今回はM94とM109を撮影することにした。
下の画像はJpeg出力1コマだけを縮小したもの。
豆粒のように写っている小さな系外銀河をどれだけ表現できるか分からないが、また後日に画像処理を行いたい。
途中、薄雲が通過する時間帯もあったが、月の出まで何とか晴れてくれた。
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