新しいカメラレンズを購入した。
名前の通りマクロレンズだが、主目的は天体写真(星野写真)である。
これまでスカイメモR(ポータブル赤道儀)による撮影では、「EF200mm F2.8L II USM」と「タムロンA16(SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II)」を主に用いてきた。EOS用レンズは他にもキットレンズなど数本を所有しているが、画質や明るさ、操作性等から使うのはほぼこの2本に絞られてきており、50mmから200mmの間が大きく空いてしまっている。
さて先日、「さじアストロパーク」にてKiss X2とA16をスカイメモRに載せ、50mmで天の川を撮影しながら、以下のような事を考えた。
- 「50mmだと中望遠相当とはいえ、少し短いなあ。もう少しアップで撮りたい」
- 「200mmも持ってきているけど、スカイメモR+カメラ三脚仕様だと歩留まりが悪いだろうな。貴重な晴れ間を無駄にしたくない。仕方ないが、今回はこのまま50mmで続行しよう。」
- 「次回のために、50mmと200mmの間のレンズを調達しておくか。でも135mmは長すぎるし、ここは100mmだな。」
- 「キヤノンなら、以前から100mm F2.8マクロが評判良いし、タムロン90mmでも良いかも。」
そして、帰宅してから調べると、EF100mmマクロのLレンズ仕様が出ていることが分かった(最近はカメラ関係の雑誌も買わず、すっかり浦島太郎状態だった)。画質も良さそうだし、ISが付いてマクロレンズとしての使い勝手も向上しているようだ。
このような経緯で、(数日悩んだが)結局購入した。
Kiss X2に付けると、レンズ側がかなり大きい。
このままポタ赤の自由雲台にカメラ底を付けると、かなりバランスが悪そうだ。
なので別売りの三脚座が有った方が良さそうだが、これがまた高い。なんと定価で¥18,000、アマゾンで¥15,453もする(単なる三脚座なのに・・・)。
しかし、バランスが悪くて失敗を連発するのは避けたいし、やむを得ない。
天体写真は新月期に遠征して晴れるまでお預けだが、マクロレンズなので、とりあえず小さいもの(花、模型、小物)を手持ちで撮ってみた(カメラはKissX2無改造)。
使ってみた感じとしては、やはりISの効果が実感できる。シャッターボタン半押しで、細かな振動がすっと消える。
マクロ撮影に不慣れな私は1/20でややブレたが、慣れた人なら、手持ちでの撮影範囲がかなり広がると思う。
それから、当たり前だが、普通の100mmレンズとしても使える。
次回遠征時には(晴れたら)、スカイメモRでどの程度まで露出時間をかけられるかを含めて試写してみたいと思う。
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