二重星団(h・χ)付近の星野

二重星団(h・χ)付近の星野
二重星団(h・χ)付近の星野(カシオペア座~ペルセウス座)
  • 【環境】2010/12/4 21:34 – /兵庫県神河町・砥峰高原/気温:-5℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.0
  • 【光学系】タムロン A16(17-50mm F2.8) – > 50mm F3.5
  • 【カメラ】Canon EOS Kiss X2(IDAS改)
  • 【架台・ガイド】スカイメモR/ノータッチ恒星時追尾
  • 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO800, 480sec x 3コマ
  • 【処理法】:ステライメージ6・Photoshop Elements8による画像処理、4×4ソフトビニング後更に長辺640に縮小。周辺部若干トリミング。

昨年(2010年)の12/4に砥峰高原で撮影した、h・χ付近の星野を画像処理した。

画面左下がカシオペア座側で、右上がペルセウス座側となっている。二重星団(h・χ)の下に赤い散光星雲(IC1805とIC1848)が写っている、IC1805はその形から「ハート星雲」とも呼ばれている。

撮影はスカイメモRによるノータッチガイドで、レンズは50mm、8分×3枚のみと非常にお手軽で、処理も簡単に済ませるつもりだったが、背景の色ムラがなかなか補正出来ず、かなり苦労した。

初めはフラット画像を用いた補正(SI6使用)を試みたが上手く行かず、SI6のRGB別周辺減光補正を用いて手作業で補正したが、それも不十分で、最終的に画像を暗めにするしかなかった。そのため散光星雲の写りは無改造機並に控えめなものとなってしまった。

二重星団(h・χ)付近の星野(JPEG出力1枚のみを加工)
二重星団(h・χ)付近の星野(JPEG出力1枚のみを加工)

そして、こちら(↑)は撮影翌日にとりあえずJPEG出力の1枚画像をちょっとだけ加工した画像だが、結局これと大差ない(むしろJPEGの方が良い?)結果となった。

今日はフラット画像の撮影も含めてかなりの時間を費やしたが、どうも骨折り損だったようだ。

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