移転といってもWEBサイトではなく、現実の居住地の話で、昨年末にこれまで住んでいた加古川市のマンションを引き払い、明石市の戸建てへ引っ越しした。
新居はマンションと戸建てが混在する住宅密集地で、2階のバルコニーからは隣家の屋根と自家の屋根の隙間から南西の空の高い部分~天頂がやっと見えるぐらい。旧居の眺めの良さとは比べものにならない。
せめて惑星だけでも観測出来るかと思っていたが、南の隣家の屋根には高いテレビアンテナが立っていたりして、かなり苦しい感じ。今の土星のように高度が低い惑星は無理かも。もちろん水星は見えるはずもない。
旧居は築30年近いマンションでかなりボロく、住むにはあまり快適とは言えなかったが、ベランダから南東方面の眺めは抜群で、西方離角期には水星が連日見えたり、カノープスも光害に埋もれながらも肉眼で見えたり、M42やM45等の明るい星雲なら光害カットフィルターを付けて直焦点撮影が出来たりした。
また、時折やってくる彗星や、月食などのイベントも自宅にいながらにして見る事ができた。
この環境を手放すのは非常に惜しかったが、毎日の神戸方面への通勤が少し楽になる事との引き替えに、あきらめざるを得なかった。
今のところ引っ越しの荷物の整理がまだまだ残っていて、バルコニーへの赤道儀設置も出来ていない。出来るだけ早く設置して、とりあえずは木星がどの程度見えるか確認したいが、これまでに比べて観測回数がかなり減ることは間違いなさそうだ。
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