パンスターズ彗星(C/2012 K1)

20140503-C2012K1-panstarrs
2014/5/3 C/2012 K1 パンスターズ彗星(8.7等・りょうけん座)
  • 【環境】2014/5/3 23:05 – 5/4 0:05/兵庫県神河町大河内高原/気温 3℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.3
  • 【光学系】FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
  • 【カメラ】EOS 60Da
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/笠井ガイドファインダー60/Lodestar Autoguider
  • 【ソフトウェア】】<オートガイド>iAG<撮影>EOS Utility<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO1600, 180sec x 17コマ
  • 【処理法】:RStackerによるダーク減算・フラット補正、Lightroom 5.4による現像、ステライメージ7で彗星核基準加算平均、ステライメージ7、Photoshop CCで調整、3×3ソフトビニング後、彗星付近を900×900で切り出し。

5月3日に大河内高原で撮影したパンスターズ彗星(C/2012 K1)の画像を処理した。

彗星は緑色で、右上の青白い星は、りょうけん座21番星(5等)。更にその右上のオレンジ色の星も合わせて色の対比がきれいだったので、それらをまとめてトリミングした。

JPEG1コマでは見えなかったイオンの尾がうっすらと見えているようだ。

残念なのは、人工衛星の軌跡が写り込んでしまったこと。
普通ならステライメージでの加算平均の際にシグマクリッピングで消去するのだが、今回は彗星核基準で合成したため、シグマクリッピングを適用すると恒星まで消えてしまう。
かといって、人工衛星の写ったコマだけを省くと、恒星の線が途切れてしまって見苦しい。

結局、人工衛星の線は残した。

下の画像は、ほぼ同時間帯に標準レンズで撮影した北斗七星の星野写真から切り出したもの。

  • 【環境】2014/5/3 23:38 – 5/4 0:25 /兵庫県神河町大河内高原/気温3℃/光害レベル:SQM-L測定値=21.3
  • 【光学系】XF35mm F1.4R -> F2.8
  • 【カメラ】FUJIFILM X-E2
  • 【架台・ガイド】スカイメモR/ノータッチ恒星時追尾
  • 【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】ISO1600, 180sec x 13コマ
  • 【処理法】:RStackerでダーク減算、Lightroom5.5で現像、ステライメージ7でコンポジット、ステライメージ7, Photoshopで画像調整、2×2 ソフトビニング後、ミザール付近を切り出し。

北斗七星の柄の端の星(アルカイド)と肉眼二重星ミザール付近には、系外銀河M51(子持ち銀河)とM101(回転花火銀河)があるが、現在のC/2012 K1はその近くにいる。ただし、星座としては「りょうけん座」の領域になる。

このC/2012 K1は、秋頃には明け方の空で6等級台まで明るくなるそうなので、楽しみにしておきたい。

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