雑記

兵庫県立 人と自然の博物館

天文とは「地学つながり」ということで、鉱物関連の展示をしている施設の訪問をゆっくりと続けている。今回は兵庫県三田市にある「兵庫県立 人と自然の博物館」。通称「ひとはく」。自宅からは高速道路で1時間以内で行ける近場なのだが、これまで訪問したことがなかった。その理由は、「ひとはく」は人と自然の共生をテーマにした総合博物館なので、これまで訪問した「玄武洞ミュージアム」や「生野鉱物館」のように特に鉱物に特化した展示内容ではないため。ただ、地学全般の展示はあるので、一度は訪問しておこう...
画像処理

ステライメージのガイドエラー補正にStarNet++ V2による星消しを併用

ステライメージのガイドエラー補正星雲星団や銀河の撮影をしたとき、星像がいびつになったり伸びたりしてしまうことはよくある。原因はガイド不良や鏡筒・接眼部・ガイド鏡などのたわみ、光軸の不備等、色々と考えられる。それらを全て解決してシャープで真円の星像にするのが理想ではあるが、その夜のうちには解決できない場合のほうが多い。そういうときには快晴を無駄にするのももったいないので、とりあえずそのまま撮影する。その後、画像処理に手を付けてみたところで、やっぱり星像が歪んでいるのを見ると、や...
散光星雲

アストロトレーサーによる星雲撮影(M16&M17)

【上】へび座の散光星雲M16、【下】いて座の散光星雲M17・アストロトレーサーによる撮影【環境】2022/5/4 1:00-1:05 /兵庫県たつの市/気温16℃/光害レベル:SQM-L測定値=20.2【光学系】XRリケノン 135mm F2.8 -> F4.0【カメラ】PENTAX KP【架台・ガイド】三脚固定・アストロトレーサー使用【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)【撮影法】ISO3200, 60sec. x 5コマ【処理法】RStackerでダーク減算Lightro...
散光星雲

アストロトレーサーによる星雲撮影(M8とM20)

いて座の散光星雲 M8(干潟星雲)とM20(三裂星雲) 、アストロトレーサーによる撮影【環境】2022/5/4 1:16-1:24 /兵庫県たつの市/気温16℃/光害レベル:SQM-L測定値=20.2【光学系】XRリケノン 135mm F2.8 -> F4.0【カメラ】PENTAX KP【架台・ガイド】三脚固定・アストロトレーサー使用【ソフトウェア】<処理>(下記の通り)【撮影法】ISO3200, 60sec. x 8コマ【処理法】RStackerでダーク減算Lightroo...
星景

アストロトレーサーによる天の川撮影(たつの市)

5/3の晩は快晴になりそうだったので、久しぶりに天の川を見たくなり、どこかへ出かけてみることにした。最初は砥峰にしようかと思ったが、「大型連休中+新月期+快晴」なので、おそらく「激混み」になると予想した。ひっきりなしに車のヘッドライトに照らされると写真どころではなくなるので、砥峰と峰山付近はヤメにした。また山奥まで行く体力も無いので、たつの市の海沿いへ「プチ遠征」ということにした。ここは姫路市のすぐ西側隣りなので、東の光害はひどい。南はまだマシでSQM-L測定値で20.1~2...
重星

しし座の二重星

4月16日に撮影した「かに座・やまねこ座の二重星」の続き。同じ夜に撮影した、しし座の二重星を処理した。ガイドブックも前回と「都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)」を使用。共通の機材と処理は下記の通り。撮影日時:2022/4/16 22:00~23:00頃/明石市ミューロン180C(直焦点), UV/IR Cut FilterASI183MC Pro, 0℃撮像:FireCapture 2.7処理:AutoStakkert!3(スタック), StellaIm...
重星

かに座・やまねこ座の二重星

4月16日夜は快晴となった。土曜でもあるので何らかの活動をしようかと思ったが、あいにくの満月。星景を取りに外出する元気もないし、春の空なのでQuad BPで撮れそうな輝線星雲もない。月を取りたい気分でもない・・・。ということで久しぶりに二重星を撮影することにした。ガイドブックはいつも頼りになる「都会で星を楽しもう(DSO観望ガイドブック Vol.3)」。この中から、「かに座」と「やまねこ座」の二重星を重点的に撮影した。共通の機材と処理は下記の通り。撮影日時:2022/4/16...
流星

【流星動画】4月こと座流星群 2022

4月22日夜~4月23日明け方にかけて、光害地の自宅で「4月こと座流星群」の動画撮影を行った。元々3大流星群などと比べると出現数が少なく、光害地で月明もあるということで期待していなかった。さらに当日は薄雲に覆われ、ShapCapのモニター画面でも星がほとんど見えない状態。とりあえず準備はしたので、ダメもとで撮影だけは行った。その結果、放射点の高度が低い時間帯に経路が長めの群流星を2つ、放射点が天頂近くに昇った明け方には、経路が短い群流星が雲を通して流れる様子を3つ程度捉えるこ...
系外銀河

系外銀河を通過する小惑星の同定

M90銀河を横切る光点の発見前回記事の「おとめ座の系外銀河M90」の画像処理を行っているとき、スタック後の銀河の画像に「ごく薄い線」が重なっていることに気が付いた。系外銀河M90に重なる薄い線とても薄いので、ノイズ低減などの画像処理の過程で消えてしまったが、それでも原因を探らないと気になって仕方がない。最初は、人工衛星が通過したコマを除外し忘れて、さらにスタック時のシグマクリッピング処理でも消し切れなかったのかと思った。しかし、すべてのコマをチェックしても人工衛星の線が写った...
系外銀河

系外銀河 M90

M90 (おとめ座の系外銀河・光度9.5等・視直径9.5')【環境】2022/4/4 22:18 - 4/5 2:58 / 兵庫県明石市/気温 10℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.5 - 19.0【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター【カメラ】ASI294MC Pro【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM【ソフトウェア】...
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