系外銀河 M99

系外銀河 M99
M99 (かみのけ座の系外銀河・光度9.8等、視直径5’)
  • 【環境】2022/4/8 21:29 – 4/9 2:51 / 兵庫県明石市/気温 14℃/光害レベル:SQM-L測定値=18.1 – 18.5
  • 【光学系】R200SS + エクステンダーPH(1120mm F5.6)/ Comet BPフィルター
  • 【カメラ】ASI294MC Pro
  • 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀/ガイド鏡:ミニボーグ50+クローズアップレンズNo.2/ガイドカメラ:ASI178MM
  • 【ソフトウェア】<撮影>N.I.N.A 1.10 HF3/ <ガイド>PHD2/ <処理>(下記の通り)
  • 【撮影法】センサー温度0℃・ゲイン200・オフセット30・180sec x 101コマ(合計303分)/PHD2によるオートガイド・ディザリングあり
  • 【処理法】
    • 前処理(リニア):PixInsight – WBPP, ABE, DBE, PCC
    • 後処理(ノンリニア):ステライメージ9・Photoshop
    • 2×2ソフトビニング・トリミング有り

光害地の自宅から撮影した、かみのけ座のフェイスオン渦巻銀河、M99。

渦巻きの腕の一つだけが長く伸びた面白い形状をしている。画像左上の輝星は6.5等星。

このM99は、おとめ座銀河団に所属しており、かみのけ座の中でも南端のおとめ座との境界近くに位置している。しし座のデネボラの少し東側になるので、自動導入ならばデネボラでアライメントを調整すると精度良く導入できるはず(下図参照)。

M99の位置
M99の位置

撮影場所である自宅バルコニーは視界が狭く、多くの天体で一晩における撮影時間が3時間程度に制約されるが、天の赤道~赤緯+20°付近は南中前後で5時間程度の撮影時間が確保できる。このM99も一晩の快晴に恵まれ、5時間の露出を行うことが出来た。

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