カノープス

最近の「平日は無駄に晴れるけど休日は曇りでガッカリ」のパターン通り、今週は水曜から金曜まで毎晩快晴となった。もったいないとは思うが、やはり平日に遠征するのは無理なので、自宅からの観望・撮影で我慢することにした。

さて、昨夜は休前日なので夜更かししていると、南の空低くにカノープスが昇ってきた。自宅から南の方角は工業地帯で、鉄塔や煙突、照明が立ち並んでおり、光害が酷く、地平線近くはいつもぼんやりと霞んでいる。それでも空の状態が比較的良いときは肉眼でカノープスが見える。

昨夜は残念ながら肉眼では見えなかったが、双眼鏡では簡単に見つけられた。A(2)さんもまだ起きていたので双眼鏡を渡して見せたが、「暗い」との感想。やはり昨夜は快晴とはいえ、あまり空の状態は良くなかったようだ。

200mmレンズで固定撮影してみたが、手前に明るい照明が入るために大変汚い画像となった。カノープス自体も電線の間から何とか見える状況であり、「カノープスが見えた・写った」という事実の記録だけで、あまり有り難みのない画像である。広角レンズでおおいぬ座までを入れて撮ろうか・・・と思っているうち、地平線近くがだんだん霞んできて、南中を待たずに消えてしまった。

カノープスのシーズンはまだこれからなので、機会があれば、南側の開けた景色の良い場所で、カノープスの入りのまともな星景写真を撮影してみたい。