- 【環境】2008/12/7 0:35 – /兵庫県加古川市/気温不明/光害レベル:SQM-L測定値=17.8
- 【光学系】ケンコー SE102 (D=102mm f=500mm)直焦点/LPS-P2フィルタ使用
- 【カメラ】EOS Kiss X2(無改造)
- 【架台・ガイド】ケンコーSE2赤道儀・ノータッチガイド
- 【ソフトウェア】<オートガイド>なし<撮影>なし <処理>(下記の通り)
- 【撮影法】ISO1600/60sec. x15
- 【処理法】:ステライメージによる処理、トリミングあり
今日は晴れたらふたご座流星群を見に行こうかと思ったが、曇りのため中止した。
さて、この季節、日付が変わる頃からしし座、おとめ座など春の星座が昇ってくるようになった。この付近には系外銀河が多く見られるが、これらは春になって黄砂などで空の状態が悪くなる前に見ておいた方が良いと思う。特に私は自宅ベランダから南東の方しか見えないため、冬の間が丁度見頃となる。
NGC2903はしし座、おとめ座付近の系外銀河集団の先頭に立って昇ってくる、しし座の鼻先(口元?)にある銀河である。メシエ天体ではないが、「星雲星団ウォッチング(地人書館)」にも割と見やすい銀河として紹介されているし、光害地である自宅からでもLPS-P2フィルタを使えばSE120で確認出来た(ステラナビゲータによると8.9等)。
先日から、ガイド鏡として購入したSE102での直焦点試写を継続しているが、この銀河についても撮影を行った。ノータッチガイドなので60秒しか露出できず、焦点距離も500mmと系外銀河を写すには短いので、あまりたいした見映えにはならない。この焦点距離ならば、単独の銀河よりも複数の銀河をまとめて撮る方が良いのだろう。
光害地で本格的に銀河を撮るには、やはり長焦点鏡と冷却CCDまで手を出さないといけないようで、なかなか敷居が高そうである。
コメント