2009/8/22 砥峰高原

昨夜、予報では晴れ~曇りという微妙な状況だったが、とりあえず新月近くの週末ということで砥峰高原に遠征した。メンバーは私とりんしゃんさんの2名のみ。

川上から砥峰高原へ上がる道が通行止めになっていると思っていたので、今回も峰山高原回りで行くことにした(実は、もう開通していたことが現地に着いてから分かった)。途中、神崎南インターから峰山高原までの道で激しい夕立に遭い、19時半頃に砥峰高原へ着いてからも雨が断続的にバラバラ降ってくるという、最悪の出だしであった。仕方なく車の中で晩ご飯代わりの弁当を食べながら待機することにした。

しばらく待っていたところ、21時前から急速に晴れ間が広がりはじめたので、早速スカイメモRのセッティングを開始した。りんしゃんさんは自作のオートガイダーで直焦点撮影のテストだそうだ。私は先日撮影できなかった夏の大三角やはくちょう座付近を広角~標準レンズで撮影していった。

しばらくは小さな雲が流れてきたり、気温や湿度が比較的高い状態だったが、23時前ぐらいから完全な快晴となり、さらに気温と湿度も急に下がったのが体感できた。レンズに夜露が付着しにくくなってきて、天頂付近の天の川の撮影も出来るようになった。

ただし、使っているカメラが無改造機なので、天の川に沿って多く存在する赤い散光星雲がほとんど写らないのが寂しいところだ。

はくちょう座中心部(デネブ~サドル付近)
はくちょう座中心部(デネブ~サドル付近)
  • Canon EOS Kiss X2
  • タムロン A16(17-50mm F2.8) – > 50mm F3.5
  • ISO800 / 180sec. x 3, 300sec.x4 コンポジット
  • スカイメモRによるノータッチガイド

また双眼鏡や肉眼での観望も十分に満喫した。透明度もまずまず良好で、いて座からペルセウス座付近まで天頂を横切る雄大な天の川を見る事が出来た。最近は出番が少なかった「DS星空ナビ」も久しぶりに持ち出して使ってみたが、何故か今回は割と精度が良い。この精度の良し悪しは何に左右されるのか、まだよく分からない。

結局この後は薄明開始の4時前まで概ね快晴が持続し、数多くの写真を撮影することができた。

西の空に沈む夏の星座(はくちょう座)
西の空に沈む夏の星座(はくちょう座)
  • Canon EOS Kiss X2
  • タムロン A16(17-50mm F2.8) – >17mm F3.5
  • プロソフトンA使用
  • ISO800 / 180sec. 1コマのみ
  • スカイメモRによるノータッチガイド

東の空から昇る冬の星座(おうし座~オリオン座)
東の空から昇る冬の星座(おうし座~オリオン座)
  • Canon EOS Kiss X2
  • タムロン A16(17-50mm F2.8) – >17mm F3.5
  • プロソフトンA使用
  • ISO800 / 180sec. 1コマのみ
  • スカイメモRによるノータッチガイド

薄明前には非常に明るく輝く金星(-4.0等)が昇ってきた。

ぎょしゃ座~ふたご座、金星
ぎょしゃ座~ふたご座、金星
  • Canon EOS Kiss X2
  • タムロン A16(17-50mm F2.8) – >17mm F3.5
  • プロソフトンA使用
  • ISO800 / 120sec. 1コマのみ
  • スカイメモRによるノータッチガイド

なお、帰路は砥峰高原から川上地区側に降りた。

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